BORG WORLD 画像作例集

本日1回目の更新です。DSC04914s.jpg

ソニーNEX5Nによるカワセミ 50FL+7057+7870+NEX5N+DZ-2+ベルボン三脚 ISO3200 1/500秒 ノートリミング 撮影:中川昇 2011/09/10 ISO3200が十分に実用になります。原版ではそれなりに良く写っていますが、下のPQには勝てません。

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ペンタックスQによるカワセミ 50FL+7057+7870+PQ+DZ-2+ベルボン三脚 ISO1000 1/320秒 ノートリミング 撮影:中川昇 2011/09/10 同じ日に同じ場所で時間違い(光線状態が違います)の撮影です。ノートリミングでこの大きさの違いです。トマリモノには圧倒的にPQが有利です。

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NEX5N+ボーグによる謎のケラレ現象 50FL+7057+7870+NEX5N 手持ち撮影 ISO3200 1/4000秒 ノートリミング 撮影:中川昇 2011/09/10 画面最上部に謎のケラレが発生しています。良く見ると背景の水のボケが真円でなく欠けています。これは光が画面上部に十分に行き渡っていない現象と思われます。次に日にNEX5Nの売りである「電子先幕シャッター」をOFFにして撮影したら、ケラレは基本的にはなくなりました。どうも「電子先幕シャッター+高速シャッター」を併用すると起きるようです。レンズ情報が伝わる純正レンズでは起きない現象と思われます。

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今回の撮影機材 50FL+7057+7860×2連+DZ-2+7758+7870+7923+7921+7922+5013+NEX5N(EVF付)

■NEX5Nのデジボーグレポート
わずか2日間のテストですが、とりあえず分かったことを以下にまとめました。例によって良い点、悪い点をなるべく公平にレポートするように心がけました。参考にしていただければ幸いです。

■NEX5Nのメリット
1.ISO3200は常用OK。ISO6400でも個人的には十分に実用可能。特にカワセミのトビモノには抜群の威力を発揮する。絞る余裕が生まれるのは大きい。ISO12800でさえ悪くはない。小口径でもトビモノが狙えるようになった。
2.背面液晶は太陽光の下でも見やすいが、外付けのEVFが見やすい。天体用には角度が変えられるのがありがたい。
3.秒10コマはトビモノに絶大な威力を発揮する。ただし、すぐに連写が遅くなる。
4.液晶上でピントが合ったところの色が変わる「ピーキング機能」が素晴らしい。これにより、マニュアルフォーカスの煩わしさが楽しさに変わる。音とマークで合焦を知らせる従来のフォーカスエイドの上を行く、最先端の技術の恩恵にあずかれる。外付けEVFにも連動。
5.プレシジョンデジタルズームは面白い。
6.とにかくカメラが軽くてコンパクト。50FLに装着するとこんなに軽いのか?と驚かれる。手持ち撮影が楽々。持ち運びも楽々。
7.タイムラグが少なく、チャンスを逃さない。APS-Cなので写る範囲が広く、トビモノの撮影に有利。

■NEX5Nのデメリット
1.秒10コマの連写が続かない。10コマ連写のあとは急に遅くなる。
2.バッテリーの減りが非常に早い。1日がかりの撮影にはスペア電池は必須。
3.ボーグで謎のケラレ現象が発生。電子先幕シャッター+高速シャッターの併用で起こる?→どなたか情報ありますか?
4.タッチパネルは便利だが反応がかなり鈍い。いらいらすることがある。
5.カワセミの羽毛の細かいところにモアレが出ることがある。解像感もいまひとつの感じ。
6.NEX5よりは改善したが、相変わらず操作性がよくない。混乱することもしばしば。

<中川コメント>
とにかくトビモノ最強のカメラです。写る範囲は広く、タイムラグが少なく、連写が早く、高感度が強く、軽くてコンパクトなのでトビモノに強いのは当然です。中でもデジボーグで助かるのが、ピーキング機能で、いちいち画面を拡大しなくてもピント位置が分かるし、置きピンするにも構図を変えずにピント位置や被写界深度が確認できるという、画期的な機能です。これだけでもNEX5Nを買う意味があると思います。しばらく、トビモノはこのカメラで撮影する予定なので、新たな情報があれば追加、修正する予定です。

 

 

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