名古屋鉄道モ510形は、1926(大正15)年、のちに合併する美濃電気軌道のセミボ510形として、計5両が製造された半鋼製ボディを持つボギー車です。
半円筒形をした前頭部の5枚窓、戸袋の丸窓など、独特なスタイルから人気の高い車両です。
長らく 、路面線である「美濃町線」で運用されていましたが、1967(昭和42)年、鉄道線の「揖斐(いび)線」と路面線の「岐阜市内線」による直通運転開始に伴い、両線の乗り入れ用車両として、集電装置のパンタグラフ化、座席のクロスシート化、塗色変更等の改造が施されました。
その後、塗色の変遷を経て、活躍を続けてきましたが、2005(平成18)年3月に名古屋鉄道の600V線区全廃に伴い、「岐阜市内線」「揖斐線」のモ513、モ514の2両も廃車となり、80年近くにもわたった活躍にピリオドを打ちました。
製品は、“1両から気軽に楽しめるHOゲージ”をコンセプトに、発売中の『南部縦貫鉄道キハ10形』に続いての登場となります。
プロトタイプは、スカーレットとホワイトのツートンカラーも美しい、晩年の姿を再現。
小型モーターを搭載し、ヘッド・テールライトは点灯式、単行で小型カーブ走行にも対応する予定です。 |
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ファーストショットです!
前頭部が織りなす曲線が美しいですよね。
この状態でもかなりモ510形らしさを感じていただけるのではないでしょうか。
小さいボディにも見所はいっぱいあります。
次回はさらにクローズアップしてお届けしましょう。 |
「2006
プラモデル・ラジコンショー」(10/21・22 於:幕張メッセ)に
今回ご紹介した『名古屋鉄道モ510形(標準色)』の試作車を展示いたします。
是非、会場へお越しの上、ご覧ください!! |
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