
実車のスロ62系は、前述の1回目の改造により誕生したオロ61系に対して、2回目の改造では冷房化がなされ、屋根上に冷房装置を取り付けるために低屋根化、床下には冷房電源用のディーゼル発電機が搭載されました。この改造により重量が増加したため、オロ61系からスロ62系へ形式変更されています。なお、緩急車のスロフ62形は、オロフ61形を改造したものとオロ61形やスロ62形を改造したものがあり、テールライト以外に車掌室と手ブレーキが設置されました。最小限の改造に留められていることもあり、スロ62形と比較して外観上の大きな差異はテールライトの有無程度となっています。
製品のスロフ62形は、オロフ61形からの改造車をプロトタイプとしています。スロ62形ともども冷房装置の取り付けにより低屋根化され、角形のAU13形クーラーが並ぶ特徴的な屋根上を的確に再現しています。