10系客車がリニューアル新発売!
今回は、新しくラインナップに加わる
食堂車オシ17形をご紹介いたします。
2014.04.24up
軽量客車として一時代を築き、トミックスでも以前から発売をしておりました10系客車シリーズの中から寝台車と、10系編成に欠かせない1等座席車スロ62系を今回リニューアル新発売いたします。その目玉となるのが、オハネフ12形、オロネ10形、スロ62形(帯入り)に、初の製品化となるオシ17形(写真)を加えた『10系客車(夜行急行列車)セット』です。また、単品では10系がオハネ12形、オハネフ12形、スハネ16形、オロネ10形、スロ62系では、帯入りのスロフ62形とスロ62形に加えて、お好みの時代設定に合わせられるよう、帯なしのスロ62形も用意しています。セットと各種単品を組み合わせて10系の夜行急行をお楽しみいただけます。
オシ17形は、高度経済成長に合わせて増加する出張者や旅行者のニーズに応えるべく、1956(昭和31)年に登場しました。製造時期により1~3次形に分けられ、各部に細かな差異が見られます。従来の食堂車では、通路をはさんで4人掛けと2人掛けのテーブルを並べた座席配置でしたが、同形は拡幅車体の採用により、すべて4人掛けとなりました(写真左)。その結果、定員も30人から40人へと増え、以後に登場する食堂車の標準的な仕様が確立されました。また、調理設備には石炭レンジを採用し、調理室の屋根上には、ガーランド式ベンチレーター風の排気口が設置されています(写真右)。
製品では、側窓の水切りや非常口がない3次形をプロトタイプとし、4人掛けのテーブル配置や、独特のカーブを描く、丸みを帯びた屋根に設置された排気口やベンチレーターなど、同形の特徴を的確に再現しています。
オシ17形は、3軸台車客車の台枠を転用して改造され、車体は完全新製という形で製造された車両です。台車は、近畿車輛製のシュリーレン式(円筒案内式)のTR53形を履いており、この台車はオシ17形のみに採用されたため、同形の大きな特徴の1つとなっています。
なお、オシ17 10のみは、枕バネに空気バネを使用した試作タイプのTR57形を装着していました。
製品では、TR53形台車を新規製作し、同形の特徴的な足回りを的確に再現しています。
優等列車として各地を走り回った10系客車。
懐かしの夜行急行を再現してはいかがでしょうか?
次回の情報室もお楽しみに!
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