TOMIX HO情報室
先日発売いたしましたキハ181系シリーズ。
今回は新アイテムの『JR四国色』にスポットを当てて
ディテールをご紹介いたします。
2018.04.05up
四国地区で活躍していたキハ181系は、国鉄末期からアコモデーションの改良が行われ、1987(昭和62)年から翌年にかけて全車がJR四国のコーポレートカラーに合わせた塗色に変更されました。この塗色変更は同系だけでなく、キハ185系や121系電車など、JR四国のその他の車両も同様に施されました。キハ181系は、その後しばらく「しおかぜ」や「南風」など四国各地を結ぶ特急として運用されていましたが、塗色変更後の活躍は短く、後継の特急形ディーゼルカー2000系の増備と予讃線の一部電化に伴い、1993(平成5)年までに全車が引退しました。
製品は、JR四国色のキハ181系をモデル化し、トレインマークは運用実績のある各四国特急が付属します。そのトレインマークは国鉄時代からのデザイン、エル特急設定によるデザイン変更後、現在の抽象画風のテイストとなった3パターンを盛り込んでおり、「しおかぜ」「南風」は3種、「いしづち」「しまんと」は2種用意していますので、お好みに合わせて選択できます。JR発足から間もない頃や瀬戸大橋開通後の姿はもちろん、同系の花道となった「うずしお」の臨時運用もお楽しみいただけます。
タイフォンをご覧ください。キハ181系は基本的にシャッター式(写真左)を採用していましたが、暖地の四国ではスリット形(写真右)に取り替えられた車両が見られました。製品では、こうした四国車の特徴を捉えて、タイフォンはスリット形を再現しており、オリジナルのシャッター式を再現した『国鉄色』のものと作り分けています。
JR四国独自の形式としてキロハ180形があります。これは、グリーン車の利用状況からキロ180形をベースに半室普通席に改造したものです。中にはキハ180形から改造されたキロ180形をルーツとするタイプもあり、種車の窓配置を受け継いだこれらの車両は同一形式の中でも異彩を放っていました。
製品は、小窓が並ぶオリジナルのキロ180形からの改造車を基にしています。グリーン席部分には付属のカーテンパーツを取り付けることで普通席との外観上の違いを再現し、さらに室内シートはグリーン席と普通席をモールドで作り分けて、実感的に演出しています。
今年は瀬戸大橋開通30周年です。
開通時に活躍していた同系をお手元に懐かしんでみませんか?
次回の情報室もお楽しみに!
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