タイトルfoto タイトル

新年第一回を飾るのは、すでに話題沸騰(?)のキハ10形レールバス。
2月の発売に向け、着々と進行する製作状況を克明にお知らせしつつ
タップリとその魅力をご紹介してゆきます。

前部foto 5枚もの平面ガラスで構成された前面窓と、それに覆いかぶさるような前頭屋根部の織りなすラインは、愛嬌あるキハ10形の表情を印象深くするポイントです。この部分の造形が崩れてしまっては、模型の印象が台無しになってしまいます。モデルの設計には3次元CADを駆使し、様々な角度から検証を繰り返しながら作業を進めてきました。
特徴ある形状を的確に表現できていると自負しているのですが、いかがですか?
前後の運転台脇に一組ずつ装着されたバックミラーも、キハ10形の大きな特徴ですから、その形態把握と表現にはボディ同様に時間をかけました。微妙な線を描きながら3方に伸びる支柱は繊細さを表現しつつ強度も確保するため、材料の選定も含めて工夫を重ねました。部分的にラインが歪んでいるように見えるかも知れませんが、実物に忠実に再現できたと自信を持っております。
実車や写真をご覧になった方なら「ああ、こんな形だったな。」と納得いただけると思います。
ミラーfoto
テールライトfoto キハ10形がデビューした昭和37年は、国鉄車両への後部標識板装着が定められていた時代で、当時、千曳で国鉄東北本線に乗り入れしていた同形にも、テールライトの周囲に開閉式標識板が取り付けられました。モデルでは、この部分を安易に一体成型とせず、標識板が開いた状態・閉じた状態をユーザーの皆さんに選択いただけるよう、別パーツ方式としています。
網の向こう側にうっすらとタイフォンの形状が表現された警笛箱の造形にもご注目ください!

次回は、南部縦貫鉄道キハ10形の下回りを中心にご紹介する予定です。
乞うご期待!

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