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勾配向けのマンモス電機『EH200形』が登場!
今回は、実車とファーストショットをご紹介いたします。
2015.07.31.up

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 EH200形は、中央本線のEF64形の置き換え用として登場した直流電気機関車です。EF64形で行われていた重連運用を解消するため、2車体を連結した8軸駆動の「H級」で、一般公募により「ECO-POWER ブルーサンダー」という愛称が付けられました。国鉄・JRではEH10形、EH500形に続いて3例目のH級となります。基本構造は、先に登場したEH500形をベースとし、専用ダクトによる機器冷却や低騒音化対策が図られています。1時間定格出力は4520kWのハイパワーを誇り、25‰(パーミル)の連続上り勾配で、1100tの貨物列車をけん引可能な性能を有しています。2001(平成13)年に試作機が登場、2003(平成15)年からは量産が開始され、全機が高崎機関区に配置されています。当初は中央本線や篠ノ井線を中心に運用されていましたが、上越線にも運用範囲が拡大され、現在では関東甲信越の広い範囲でその姿を目にすることができます。 
 製品では、量産型のうち塗り分けが変更された2号機以降をプロトタイプとし、スタンダードモデルとプレステージモデルを発売いたします。
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 未塗装ボディと共に、テスト塗装を施したサンプルをご覧ください。EH200形の外観上の特徴として、前面部の多面で構成されたフォルムが挙げられます。塗装は青色の濃淡を基調とし、前面やコーナー部、側面で細かく塗り分けがなされています。
 製品でも実車の配色や色味を再現すべく調整を繰り返しています。また、乗務員ドア部分には、EF66-100形や直流機のJR貨物更新車でも見られる黄色の塗装を施したドアパーツが装着されます。
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 車体側面をご覧ください。裾周りは、台車間やスカート部分が下に出っ張った独特の形状をしています。写真のようにスカートパーツが未装着の状態では、その形がよくお分かりいただけるのではないでしょうか。また、上部のルーバーは繊細なモールドでシャープに再現しています。
この夏の発売に向けて鋭意開発中です。
今後の展開にご期待ください。
次回の情報室も、どうぞお楽しみに!      
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