75フォト
VOL5タイトル

製造された時期や目的によって、各部のディテールが多岐に渡るED75。
今回のプロトタイプ2種を見比べても、似て非なるディテールが盛り沢山です。
「ひさしが付いてるか付いてないかだけじゃないの?」などと思った貴方!
認識を新たにしてくださいませ!!!

屋根フォト-1 屋根フォト-2
小柄なボディの前後いっぱいに張り出すパンタグラフもED75の魅力の一つです。
その台枠部にご注目ください。バネカバーの形状の相違にお気づきになったでしょうか?
さらに、ランボード付近に目を移すと、「ひさし無し」では雨樋の落とし部が側面に張り出しているのが確認出来ると思います。これらのパーツ一つ一つは小さなものですが、これだけの違いで印象が大きく変わるポイントでもあるだけに、見逃すことは出来ません。
スカートフォト-1 スカートフォト-2
前面の窓下からスカートにかけてのディテールも比較してみましょう。実車の「ひさし付き」が装備するスカートは、下端が丸まった形状ですが、「ひさし無し」のプロトタイプである101号機からは、右の写真の様な形状に改められています。さらに細かく見ていくと、ジャンパ栓の形状や配置も微妙に違い、興味の尽きない部分です。さて、皆さんはいくつ違いを見つけられましたか?
台車の中間に位置する床下機器です。上の「ひさし付き」では、各種空気ダメや冷却管などが露出した、いかにもメカっぽい印象であるのに対し、より耐寒耐雪性能を強化して登場した101〜131号機をプロトタイプとした下の「ひさし無し」では、これらの機器群が保温箱の中に収められ、すっきりとした表情に変化しています。製品ではこの両者の違いを、台車の立体感とのバランスを考えつつ、可能な限り精密なモールドで再現しています。
おっと!写真の右に写っているスピードメーターケーブルにもご注目!
床下フォト-1
床下フォト-2

一挙、2ページでご紹介した今回のHO情報室。いかがでしたか?
これでも、まだまだご紹介しきれないポイントが山積です!
次回の情報室も、ご期待ください!!

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