EF66-100形は、貨物輸送力増強用としてJR化後初めて新製された直流型電気機関車です。
従来のEF66形を設計のベースとしながらも、14年振りの新製車となることから、この間の技術面の進歩や運転形態などの変化を反映し、搭載機器をはじめ各部の仕様が変更されました。
中でも機関車としては初めて新製時よりエアコンが搭載され、居住性が大きく向上しました。また、車体形状は従来形を踏襲しながらも、ライト類の配置が変わり、前面窓も大型化されました。さらに塗色は2色のブルーとライトパープルを基調とした「JR貨物色」が初めて採用され、それまでの直流機のイメージを大きく変えました。
同形は1989(平成元)年に8両が製造され、ライト類は丸形となっていました。
1990(平成2)年の増備車からは、一部搭載機器の変更と共にライト類が角形となり、車体裾部にブルーのラインが追加され、1991(平成3)年までに25両が増備されました。
合計33両が製造され、2010(平成22)年3月現在、全機が吹田機関区に所属し、東海道本線をはじめ広い範囲で運用されています。
製品は、101~108号機までの『前期型』、増備車の中でも109~116号機をプロトタイプとした『後期型』をラインナップ。『後期型』はスタンダードモデルに加えてプレステージモデルもリリースいたします。
|