続いて前頭部をご覧ください。EF62形の特徴でもあるFRP製の屋根では、重量のあるパンタグラフは支えられないため、両側面に梁(はり)を渡してそこにパンタグラフを設置する構造とされました。この梁には絶縁対策のため、塩化ビニールのシートが巻かれています。また、篠ノ井機関区に所属した車両は、ホイッスルの位置がやや前部に移設され、高くかさ上げされているなどの変化が見られます。なお、JR化後に田端運転所に所属したグループも、元々篠ノ井機関区に所属していたため、ホイッスルは同様の形態となっています。
製品では、移設されて登場時とは形状が異なるホイッスルを、移設前の設置跡も含めて的確に再現しています。また、パンタグラフ取り付け用の梁を別パーツとし、実感的な屋根周りとなっています。
※写真は『2次形・篠ノ井機関区』のプレステージモデルです。 |