photo title

好評発売中の『EF62形(2次形)』。
今回は、個性が光る屋根上を中心に、
同形の特徴の数々をご紹介いたします。
2014.07.24up

photo
 EF62形では軽量化のため、屋根上は鋼板製の放熱通風器などの一部を除き、広範囲でFRP(繊維強化プラスチック)が使用されました。また、車体の構造上、側面のルーバーが高い位置にあるため、採光窓は小型のものが肩の部分に設置されていますが、FRP製の屋根を明灰色で成型し、その透過光によって機械室内の明るさを補っています。
 製品では、ひと際目を引く明灰色のモニターや屋根板を的確に再現しており、修繕先で塗り分けが異なる放熱通風器のモニターは、『2次形・篠ノ井機関区』の2種は青色(写真)、『2次形・田端運転所』は黒色としています。
photo 続いて前頭部をご覧ください。EF62形の特徴でもあるFRP製の屋根では、重量のあるパンタグラフは支えられないため、両側面に梁(はり)を渡してそこにパンタグラフを設置する構造とされました。この梁には絶縁対策のため、塩化ビニールのシートが巻かれています。また、篠ノ井機関区に所属した車両は、ホイッスルの位置がやや前部に移設され、高くかさ上げされているなどの変化が見られます。なお、JR化後に田端運転所に所属したグループも、元々篠ノ井機関区に所属していたため、ホイッスルは同様の形態となっています。
 製品では、移設されて登場時とは形状が異なるホイッスルを、移設前の設置跡も含めて的確に再現しています。また、パンタグラフ取り付け用の梁を別パーツとし、実感的な屋根周りとなっています。
※写真は『2次形・篠ノ井機関区』のプレステージモデルです。
photo JR東日本に引き継がれ、田端運転所に所属したグループは、1990年以降、EF63形と同様に横軽用C'無線アンテナが装備されました。さらにテールライトも外ばめ式へ改造されるなど、前面部も登場時とは異なる形態となりました。
 製品の『2次形・田端運転所』では、横軽用C'無線アンテナの設置部分は穴開け加工済みですので、容易に取り付けることができます。また、貫通扉にはヘッドマークステーを再現しています。
信越本線を始め、幅広く活躍したEF62形。
さまざまな列車をけん引してお楽しみください。
次回の情報室もお楽しみに!
7/30〜8/4、松屋銀座で「鉄道模型ショウ2014」開催です。
[戻る]
Copyright. 2014. TOMYTEC