EF62形を語る上で欠かせないのが独特の3軸台車、DT124形です。これは、自重の軽量化を図るために採用されたもので、新性能機関車としては唯一のものとなっています。3軸という特殊な構造で、台車の回転軸上に動軸が位置するため、仮想心皿方式を採用し、ボルスタアンカーを介してけん引力を台車から車体に伝える機構としました。また、軽量化の工夫は台枠にも及んでおり、側梁(はり)に強度を持たせることで、中梁の一部を省略した構造となりました。そのため側梁が太くなり、前面部と比較して側面の裾部が下がった形状となり、外観上の特徴の1つとなっています。
製品では、側面裾部の下がりはもちろん、特徴的な3軸台車をボルスタアンカーから大型のシリンダーに至るまで的確に再現。さらに実車同様の1台車3軸駆動としており、模型の世界でも6軸駆動のF級機関車らしいパワフルな走行がお楽しみいただけます。 |