DF200形は、北海道地区において貨物用のDD51形を置き換えるため、1992(平成4)年に登場したディーゼル機関車です。DF50形より後に登場したディーゼル機関車の動力伝達方式は液体式が採用されていましたが、技術の進歩により、VVVFインバータを用いた電気式を採用しているのが特徴で、一般公募により「ECO-POWER RED BEAR」という愛称が名付けられました。DF200形はDD51形の重連運用を単機で賄えるように、1700PS(50番代以降は1800PS)のエンジンを2基搭載し、1920kWの出力を発揮します。外観は凸形ではなく、EF66形100番代のような丸みを帯びた箱形となりました。登場後は、DD51形の老朽化に伴って増備され、同形が北海道で全廃された現在、道内の本線用ディーゼル機関車はDF200形に統一されました。また、2013(平成25)年にはJR九州の「ななつ星」用のけん引機として7000番代がデビューしました。さらに関西本線のDD51形の置き換え用として、2016(平成28)年には123号機を改番した223号機が愛知機関区に配置されるなど、北海道以外の地域にも活躍の場を広げています。
製品は、2005(平成17)年から増備された100番代をスタンダードモデルとプレステージモデルの2種で、さらに量産初期車の0番代の内、1~9号機の登場時を再現したプレステージモデルを発売いたします。