初めて担当者が485系に乗ったのは夏休みの家族旅行で、上野から山形行の「やまばと」、先頭車は国鉄特急の雄『ボンネット』でした。ところが東北地方は運悪く集中豪雨、発車時点からベタ遅れで、なんと途中白河でキハ181系「つばさ」にまで道を譲る始末。それでも何とか遅れを取り戻そうと、日の暮れた板谷峠を駆け上がるも力走及ばず2時間半遅れで山形到着・・。
こんな体験で強烈な印象を心に焼き付けたボンネット485系、そんな担当者の少年時代の思い出を「国鉄時代の485系といったら やっぱりボンネットでしょ!」という力強いお客様の声が後押
ししてくれました。とりあえず先頭車だけと思いつつ、気が付け ば「きのこ形クーラー」搭載の初期車各形式全ての企画書を書き始 めていたのでした・・・
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