photo
eh500title
copy
2009.04.23up
 1968(昭和43)年に登場した485系は、直流、交流50Hz・60Hz全ての電気方式に対応した特急電車です。0・100番代の先頭車は151系と同じくボンネットスタイルでしたが、1972(昭和47)年の増備からは581・583系に準じた貫通形の先頭車をもつ200番代へとモデルチェンジされました。
前面が貫通形となったクハ481形200番代は両開きの外扉、その内部に貫通扉と幌を備えています。また、搭載するクーラーは先頭車とモハ484形を除く各中間車が分散式のAU13形となり、モハ484形は0番代の屋根上・床上併用式から屋根上集中式のAU71形となりました。これにより、モハ484形は床置形クーラーが無くなり定員が増え、モハ484形200番代とされました。
その他の中間車はクーラー以外に大きな変更点はなく、0番代の続番となりました。
485系200番代は、特急「白鳥」での使用を皮切りに活躍の場を広げていきました。しかし、前面の貫通機構は長く使用されることはなく、貫通扉からのすきま風が運転室に入り込むという問題もあったため、外扉を溶接したり貫通路自体を塞いだ車両も見られました。
営業運転で貫通機構が初めて使用されたのは、登場から13年が経過した1985(昭和60)年に増発となった「くろしお」からで、JR化後には「スーパー雷鳥」「しらさぎ」などでも、分割・併合運転に活躍しました。1993(平成5)年以降、スキー列車「シュプール号」でも使用され、「きたぐに」色の583系と国鉄色の485系200番代との併結運転も行われました。
現在では、クハ481形200番代の多くは改造によって姿を変え、ほぼオリジナルのまま残る車両は、京都総合運転所の1両のみとなっています。
製品は、前面貫通形の先頭車クハ481形200番代を2両と、モハユニットによる4両セットで発売します。

 

 

photo
クハ481形200番代のファーストショットです。
前面部に扉を備えた、貫通形独特の姿をご覧ください。
今回は手塗りサンプルですので、トレインマークなどは実際の製品とは異なります。
次回以降で、485系のディテールをご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに!
[進む]
Copyright. 2009. TOMYTEC