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今月発売となりました『EF66形(中期型・JR貨物新更新車)』。
今回は、実車の特徴をもとに本製品の魅力をご紹介いたします。
2014.03.27up

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 EF66形は、製造時期によって前期型(1~15号機)、中期型(16~20号機) 、後期型(21~55号機)に分類することができます。今回プロトタイプとした中期型は、 1969(昭和44)年に登場したグループで、国鉄民営化の際には全機がJR貨物へと継承され、吹田機関区に配属、そのうち20号機は試験塗装となり話題を呼びました。JR貨物では、前期型や後期型も含め、車体の更新に合わせて、塗色はブルーとライトグレーを基調としたJR貨物更新色となり、前面部のライトケース間の飾り、ナンバープレートの飾りの撤去など、外観上にも大きな変化が見られました(「EF66形VOL.6」参照)。また、中期型は初期型と同じく登場時にはひさしがありませんでしたが、パンタグラフなどの汚れが前面窓に付着するのを防ぐため、後の改造によって後期型と同様、ひさしのある姿となりました。さらに2004(平成16)年頃からは、18号機を除いて塗色が青15号を基調とした、原型のEF66形に近い新更新色に順次変更されました。なお、現在は中期型までのグループはすべて運用を離脱しており、後期型が活躍するのみとなっています。
製品では、新更新色をまとう中期型(17・19・20号機)を、裾帯がクリーム色となった姿で再現しています。
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 中期型の新更新車は、車両ごとに細部の塗り分けに差異が見られます。オープニングのカットにある20号機は、前面部ライトケース周りや乗務員ドアの手すりがいずれも白色で、19号機(写真左)はライトケース周りの手すりが白色、乗務員ドアの手すりが青色、17号機(写真右)はライトケース周りの手すりがクリーム色と青色、乗務員ドアの手すりが青色となっています。また、パンタグラフ脇にある主抵抗器の排気口は、中期型以降2分割から4分割へとマイナーチェンジされています(「EF66形VOL.2」参照)。
製品では、主抵抗器の排気口を4分割とし、3色の手すりパーツを組み合わせることで、手すりの塗り分けが異なる各車を再現できます。
photo  『EF66形(中期型・JR貨物新更新車)』の発売に先立ち、『EF66形(ひさし付)』(写真左)『EF66形(PS22B付)』(写真右)の2種を再生産しています。こちらはいずれも後期型をプロトタイプとしており、前者はパンタグラフがPS17形を搭載した国鉄時代の仕様で、後者はJR西日本へ継承後にPS22B形に換装された特急けん引機仕様としています。
同じく同時再生産の『14系15形特急寝台客車(富士・はやぶさ)セット』『オハネ15形(白帯)』と合わせて、ブルートレイン「富士」「はやぶさ」をお楽しみいただけます。

東海道・山陽本線を中心に活躍した『EF66形(中期型・JR貨物新更新車)』。
長編成のコンテナ列車の先頭に立っていた姿が蘇ります。
次回の情報室もお楽しみに!

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