JR貨物の吹田機関区に所属するEF66形は、1993(平成5)年より順次、延命を目的とした更新工事が施工されています。更新後の車両は当初、EF66-100形に準じたライトグレーを基調とした塗装となっていましたが、2004(平成16)年頃からは青15号を基調とした、同形オリジナルに近い塗色に刷新されました。
初期に塗色変更された4両は、裾部の帯や手すりなど、細部の塗り分けがそれぞれ異なりましたが、5両目以降からはライトケース下や乗務員扉の手すりが青色、帯とライトケース内側の手すりはクリーム色となりました。簡略化された前頭部周辺やからし色の乗務員扉など、更新機特有の表情を持ちつつも、“特急色”を彷彿とさせるそのカラーリングは、ファンの間で話題を呼びました。
製品は“新更新色”と呼ばれるこの塗装をまとった同形のうち、主抵抗器用のルーバーが2分割となっている前期形グループをプロトタイプに選定、特徴あるカラーリングはもちろん、同形ならではの力強いフォルムを的確に再現しています。
『JR貨物更新車』や『ひさしなし』との印象の違いをご覧ください。