デジボーグ50FL望遠レンズセットA【6250】・セットB【6251】の使い方を解説します。


デジボーグ50FL望遠レンズセットA【6250】セットB【6251】の使い方(1)
※ 写真はセットAですが、セットBも基本的に使い方は同じです。
※ 写真のカメラ、カメラマウントは本セットには含まれません。

まず、この写真のように組みあがっているかをご確認下さい。
デジボーグ50FL望遠レンズセットA【6250】セットB【6251】の組み立て方はこちら
デジボーグ50FL望遠レンズセットA【6250】の組み立て図はこちら
                 セットB【6251】の組み立て図はこちら





デジボーグ50FL望遠レンズセットA【6250】セットB【6251】の使い方(2)
※ 写真の鏡筒バンド60φS【7061】と三脚は本セットには含まれません。
※ 写真ではM57ヘリコイドLII【7860】の固定ネジを外しています。

<使い方>
  • M57ヘリコイドLII【7860】の固定ネジを緩めます。
    写真では固定ネジを使用せず、外しています。
    ⇒固定ネジは非常に紛失しやすく、ヘリコイドの回転時に邪魔になることがあるので、特にヘリコイドを固定する必要が無ければフィールドでは外して使用することをお奨めします。
  • M57ヘリコイドLII【7860】を回転させると、ヘリコイドが伸び縮みしてピントを合わせることができます。
  • 三脚を使用する場合は、鏡筒バンド60φS【7061】を使用してください。
  • ピントを合わせたら、シャッターを切りましょう。
  • 望遠レンズセットAの組み合わせで無限遠~最短約6mまで、セットBで無限遠~最短約7mまでピントが合います。

<ヘリコイドの使用上の注意>
※ ヘリコイドは非常にデリケートな構造になっているため、以下のような操作はやめてください。
  • ヘリコイドが伸びきった状態、または縮みきった状態から無理やり回さないで下さい。
  • 鏡筒を分解するときに、ヘリコイドの回転部を持って強引に回さないで下さい。
    ⇒ヘリコイドに異常が発生した場合、または破損した場合は、無理に動かさずに弊社修理係までお送り下さい。

<より近距離にピントを合わせるには?>
  • 延長筒を足す
    ⇒延長筒を足すと近距離にピントが合うようになりますが、延長筒を足しすぎると無限遠には合わなくなります。ミニミニドロチューブ【7205】という長さが可変式の延長筒もあります。
  • 1.ヘリコイドを足す
    ⇒ヘリコイドを足すことでより近距離にピントを合わせることが出来ます(ダブルヘリコイドと呼ばれています)。ただし、延長筒同様ただ足すだけでは無限遠にピントが合わなくなります。以下にお奨めのダブルヘリコイド仕様をご紹介します。




<お奨め使用法1> ダブルヘリコイド

M57ヘリコイドLII【7860】を2個つなげてみました。
※ 写真では固定ネジを外しています。
【2551】+【7609】+【7860】+【7860】+【7457】+【7615】+【7000】+カメラマウント+カメラ
(上記組み合わせで、無限遠~最短約3mまでピントが合います。)
※ 写真ではパナソニックG2(マイクロフォーサーズ)を使用しているため、【7921】【7922】を併用しています。
  マイクロフォーサーズ使用時の注意チャートはこちら

<ピント合わせのポイント>
  • ボーグのピントは、対物レンズからカメラのセンサーまでの距離がおおよそレンズの焦点距離と同じくらいの長さだと無限遠に合い、それ以上の長さになればなるほど近距離に合うようになっています。つまり、最も縮めた状態が長すぎると、無限遠にピントが合わなくなり、最も縮めた状態でギリギリ無限遠にピントが合う組み合わせにするのが理想的です。
    (例)50FLの場合は、対物レンズ~カメラのセンサーまでの距離を約400mmになるように組み合わせれば、ほぼ無限遠にピントが合うようになります。

<ダブルヘリコイドの効用>
  • ヘリコイドを2個装着することで、全長がより伸びるようになります。
    ⇒より近距離にピントが合うようになります。
  • 被写体が近くても合焦するので、シャッターチャンスを逃すことが少なくなります。
  • デメリットは、全体的に重くなる、高価になるなどがあげられます。




<お奨め使用法2> 絞りをつけて、よりカメラレンズ的に使う

50FLに絞りM57【7057】を装着しました。
【2551】+【7057】+【7608】+【7860】+【7457】+【7615】+【7616】+【7609】+カメラマウント+カメラ
※ 写真ではパナソニックG2(マイクロフォーサーズ)を使用しているため、【7921】【7922】を併用しています。
  マイクロフォーサーズ使用時の注意チャートはこちら

絞りM57【7057】の効用>
  • 絞ることによって被写界深度が深くなり、歩留まりが良くなります。
  • 流し撮りをする際の光量調整に便利です。
  • 同じミニボーグの45EDIIや60ED、71FLなどと共用できます。
  • 基本的に対物レンズよりも後であればどこでも装着可能ですが、対物レンズに近い方がより絞りの効果を発揮できます。
  • 写真では、セット付属のM57延長筒76W【7610】M57延長筒56W【7609】へ変更することで、より近距離に合うようになっています。

絞りM57【7057】の注意点>
  • 絞りすぎると、ファインダーが暗くなってピントが合わせづらくなります。
  • 絞りすぎると、回折現象が起きてピンポイントでのシャープさは損なわれます。

50FL+絞りM57【7057】のシステムチャートはこちら




<お奨め使用法3> ヘリコイドの位置をお好みで変える

組み立て図の仕様よりもヘリコイドをカメラ寄りにしました。
※ 写真ではパナソニックG2(マイクロフォーサーズ)を使用しているため、【7921】【7922】を併用しています。
  マイクロフォーサーズ使用時の注意チャートはこちら

<ポイント>





組み立て図の仕様よりも更にヘリコイドをカメラ寄りにしました。
※ 写真ではパナソニックG2(マイクロフォーサーズ)を使用しているため、【7921】【7922】を併用しています。
  マイクロフォーサーズ使用時の注意チャートはこちら

<ヘリコイドの位置を変える場合の注意>
  • 3本の白色の鏡筒【7608】【7610】【7615】のどれかが1本でも欠けるとピントが合わなくなります。必ず3本の組み合わせで入れ替えてください。
ただし、別のオプションパーツを使用している場合はこの限りではありません。


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