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第29号
2004.8.18
 ■Nゲージカメラ搭載システム Vol.1 Vol.1
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夏の鉄道模型各イベントは大きな盛り上がりで、20日からの国際鉄道模型コンベンション(JAM)も盛況が予想されます。
今回のN情報室は、これらのイベントで大変な注目を集めているTOMIXの「Nゲージカメラ搭載システム」の紹介です。

システム構成
TOMIX「Nゲージカメラ搭載システム」はカメラを積んだ専用の車両と、受信BOXのセットで販売予定です。
組み込み済み完成品で提供されますので、あとはお手持ちのテレビとレールとパワーユニット(N-S2-CLなど)に接続するだけで、簡単に遊ぶことができます。
組み込まれる車両はキハ187-500系。
右の写真が実際にカメラや回路を組み込んだもので、2両構成となります。
(イラストとは向きが逆になっています)

まだ試作品のためカメラ部が飛び出していたり、若干ボディが膨らんでしまっていますが、これらは現在設計スタッフがコンマミリ単位で寸法を追い込んでいる最中です。
また、動力車にも電子部品が付いているのを疑問に思われる方がいるかもしれませんが、映像に雑音が入らないよう、また安定した映像を得るための回路です。

1号車(カメラ+送信部)

2号車(動力車)
システムの最小構成は左写真のように非常にシンプルです。

モニターに使うテレビは、ビデオ入力の付いたタイプなら大丈夫です。
レールはトミックスのレールならどれでも対応しています。

手前右がパワーユニットです。
(トミックス製のネクスト・ネオシリーズコントロールユニットで使用できるよう開発進行中です。「パワーユニットES」は非対応予定)

その左に並んでいるのが「受信BOX」ですが、これは試作品のため仮のケースに入っています。製品ではもっとスリムなケースになる予定です。

では、スイッチを入れて実際に画面を出して見ましょう。

何もないと寂しいので、ホームと信号機と建物を置いてみました。
建物などの配置と、カメラからの見え方の関係がイメージできるのではないかと思います。
車載カメラでの映像例はVol.2で紹介予定です。

※モニター画面とそれ以外は、撮影時の照明条件を変えてあります。
(機器や配置はそのままに、照明を適切に調整して車載カメラから写した映像を実際にモニターに映したものを撮影し、はめ込んであります)
《 セット内容 》
■1号車(カメラ部+送信部+電源回路部)
■2号車(専用動力車)
■受信BOX
《 主な仕様 》
映像伝送方式
電波による伝送ではなく、レールを使って伝送。
カメラからの映像信号を、車輪からレールへ出力します。
受信側は、レールに差したフィーダーを利用し、走行用パワーユニッ ト手前に受信ボックスを接続し、映像信号を走行用電流と分離受信して、モニターへ出力します。
カメラ部性能 : 25万画素 C-MOS使用
カメラ映像システム部 動作電源 : 走行用電流
受像システム部 動作電源 : 12V(TCS供給)
映像出力 : コンポジット出力(ビデオピン端子出力)
映像伝達可能距離 : 確認テスト中
同時使用可能台数 : 1台のカメラに、1台のコントローラーで、1台 のモニターに出力
現在みなさまにご使用していただいているトミックスのネクスト・ネオ シリーズのコントロールユニットで使用できるよう、開発進行中です。
注: 脱線した場合、映像は見ることができなくなります。