TOMIX HO情報室
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現在のタンク車の主力形式タキ1000形。
まもなく発売です!
今回は、実車紹介と共に製品の概要と特徴をご紹介いたします。
2017.04.04up

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 タキ1000形は、タキ43000形の後継車として1993(平成5)年に登場したガソリン用のタンク車です。石油類専用貨物列車の高速化のため、最高速度をそれまでの75km/hから95km/hへ引き上げるべく製造されました。タンクを極力大型化し、積載量はタキ43000形の43tに対し45tとなりました。そのため、車両限界の関係上、屋根上の手すりが低くなっているのが特徴です。 同形は、日本石油輸送と日本オイルターミナルの2社が所有する私有貨車でグリーンとグレーの塗り分けとブルー1色の塗装の車両があります。 中でも日本石油輸送の車両は、航空燃料輸送専用車(通称「米タン」)には、「JP-8」のマークが表記されています。また、東日本大震災の際には、迂回ルートで被災地に石油を輸送して活躍しました。同形は、現在もタンク車の主力形式として増備が続き、900両を越える大グループとなっています。
 製品では、853番以降の日本石油輸送所有車をプロトタイプとし、テールライトの有無による2種に加えて、「JP-8」の表記を施した『米タン』をラインナップしています。『テールライト付』を除く2種は反射板のパーツが付属しますので、最後尾とする場合も再現ができます。台車はFT21A形とし、実車に合わせて小径車輪を採用しています。屋根上に登るハシゴもボディに合わせて塗り分けています。
photo  タンク車の特徴と言える配管類をご覧ください。タキ1000形では、台車がある車端部以外の台枠を省略した構造となっており、タンクに直接配管類やエアータンクなどが取り付けられています。これらは製造年次によって、取り付け位置やその他の細かな形状に差異が見られます。
 製品では、その特徴的な配管類を実車に合わせて再現しています。製造年次で異なるエアータンクなどの位置や溶接部分、ブレーキシリンダーから伸びるブレーキテコに至るまで、可能な限り作り込みました。
 寒冷地などで運用されるタキ1000形の編成最後尾には、点灯式後部標識灯を取り付けて運行される場合があります。これは、反射板が巻き上げられた雪などによって視認性が低下するのを防ぐためのものです。
 テールライト付とした製品では、台枠内にLEDを収め、ハンドルのあるデッキ側にテールライト(点灯式後部標識灯)を取り付けた状態を再現しています。最後尾に連結することで、テールライトを点灯させて走行するシーンがお楽しみいただけます。
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長く連なる大型タンク車の編成は圧巻です。
EH200形や重連のEF64形のお供にいかがでしょうか?
次回の情報室もどうぞお楽しみに!
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