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ご好評いただいている『名古屋鉄道モ510形』に『簡易急行色』が仲間入り!
今回は『簡易急行色』の特徴をご紹介いたします。
2011.08.26up

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名古屋鉄道モ510形『簡易急行色』は、1972(昭和47)年頃から登場した塗装で、全車がそれまでの標準色からこの塗装に塗り替えられました。製品は、簡易急行色をまとっていた末期頃の姿をプロトタイプとし、基本的な仕様は『標準色』『スカーレット』と同一としています。
モ510形シリーズは、実車を的確に再現しながらも、加工が必要なパーツを極力減らし、手軽にお楽しみいただけることをコンセプトにしています。単行でR215の小型カーブにも対応しているので、Nゲージ並みの小スペースで走行が可能なうえ、お値段もお求めやすくしました。1/80スケール・16.5mmゲージが初めての方でも扱いやすい製品となっています。
また、『簡易急行色』の発売に合わせて、『標準色』を再生産いたしますので、ご購入をお考えの方は是非この機会にお買い求めください。
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名古屋鉄道モ510形は、のちに合併する美濃電気軌道の車両として、1926(大正15)年に登場しました。笠松線に投入された後、美濃町線での活躍を経て、1967(昭和42)年に、揖斐(いび)線と岐阜市内線の直通急行として運用を開始します。その際、塗色はそれまでの緑とクリームのツートンカラーから、赤と白のツートンカラーである「標準色」へ変更されますが、程なくして、1972(昭和47)年頃から、同じ赤と白のツートンカラーながらも、塗装の簡略化が行われました。これがいわゆる「簡易急行色」(写真左)です。「簡易急行色」の塗り分けは「標準色」に比べて若干異なっており、前面の金太郎スタイルが省略されています。製品は、そのような塗り分けの違いも的確に再現しています。さらに同形は1970年代後半から開始された塗色変更により、「スカーレット」一色(写真中央)となりました。その後、1987(昭和62)年に長年の活躍が讃えられ、鉄道友の会から「エバーグリーン賞」を受賞します。それを記念して1988(昭和63)年に再び、揖斐線と岐阜市内線の直通急行登場時の「標準色」(写真右)へ戻されました。
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側面をご覧ください。同形の晩年の姿をプロトタイプとした『標準色』(写真左)では、後年の改造により側窓がサッシ枠となっていますが、『簡易急行色』(写真右)では原形の木製枠を再現しています。また、『簡易急行色』の窓下は、前面の金太郎スタイルから側面へとつながる白帯が省略され、赤一色となっています。

小型で、独特のフォルムが見ていて楽しい『モ510形』。
是非この機会にコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
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