TOMIX HO情報室

好評発売中の『EF66-100形電気機関車』。
今回は、これまでに紹介しきれなかったディテールをご覧ください

2010.07.15up

製品では実車の製造時期や時代設定の違いによる、屋根上の形態差もしっかり作り分けました。
写真左は108号機までの『前期型』です。パンタグラフはPS22B形を搭載し、屋根色は登場時をプロトタイプに、グレー2色とブルーの塗り分けを的確に再現しました。
写真右は109～116号機をプロトタイプとした『後期型』です。パンタグラフはPS22D形を搭載、時代設定を近年のものとし、GPSアンテナが付属、屋根色は車体側面と同じブルー1色に塗り替えられた姿を再現しています。

前面部は、従来のEF66形から大型化された運転台窓や、丸みを帯びた前頭部形状など、EF66-100形のフォルムを忠実に表現しました。
中でも前頭部形状は特にこだわった部分で、綿密な実車取材により、微妙なカーブを精確に再現しています。
前面窓上部のサンバイザーは、別体化したクリアブルーのパーツで実感的なものにしています。

EF66-100形のスカート周りは、従来形と比べてシンプルな形状をしています。これはけん引する貨車の変化に伴い、連結器が密自連形から並形へと変更されたことによります。
連結器胴部の鎖錠装置や上下方向の復心装置の廃止によって、それらのカバーも無くなり、すっきりした印象になりました。製品でもこの違いを再現するため、スカートは新規で製作しています。

今年も恒例の「鉄道模型ショウ」の季節がやってきました。
（7/21～26　松屋銀座8階大催場）
皆様のお越しをお待ちしております。