Finepix F610 による手持ち機材

今年は夏鳥の数が少ない様に感じてます。
サンコウチョウは薄暗い林の中にいるので、小口径で撮るのは辛いですね。
特に手持ちでは。
撮影データはISO 160 f=9mm F2.9 SS 1/42 
ブレブレの写真ばかりで、僅かに残った一枚です。

 

最近45EDは手持ち専用機になりました。手持ちではやはりコンパクトでないと使い辛いので、倒立像機(長い~長い)からミザールのプリズムを入れたオーソドックスな正立像機に戻しました。写真の様にガングリップを付けてますので、結構使い易いですよ。
システムはこんな構成です。
45ED対物レンズ
M57/60延長筒S
M57ヘリコイド
M57/60延長筒L
2インチホルダーL
M57→M36.4ADNEW
ミザール地上プリズム
アイピースホルダー(7317)
XL21
誠報社XL用デジカメアダプター
FainPixF610
2インチホルダーにM4のタップを立てて三脚台座をつけてます。
(ほぼ無限遠から6m強まで合焦してます)

 


正直言って、F610はデジボーグ向きではありません。
まず第一にアダプター作りと、取付調整が極めて難しいこと。
次にフジノンレンズがいまいちで色収差が出易いことです。

何故F610を選んだかと言えば、
(1)600万画素のハニカムCCDとISO感度が160と高く高速シャッターが切れる。
(2)A優先、S優先の露出制御が出来る。
(3)連写が3枚/秒と比較的速い。
(4)見掛け視界70度のアイピースを使えばワイド端からケラレなしで使える。(65度ではほんの僅かケラレます)
などでした。でも色収差の発生は致命的ですね。

E5200やW1が発売されましたが、スペック的にいまいちですね。
キヤノンのS60が発表され、とても気になっているところです。
A80の様に液晶モニターがフリーアングルだと使い易いでしょうね。
500万画素が主流となりそうですので、A80もモデルチェンジが近いかも知れませんね。

近々77ED発売の様ですが、60EDの発売はいつ頃になりますか。
45EDも良いのですが、30米、40米離れたところからの撮影ではチョット厳しいですね。60EDが発売されたら換装するつもりです。

それではまた。

伊藤 哲郎

 


弊社コメント
45EDの機動力を生かすために、手持ちの撮影機材を組み立てられたレポートです。
地上プリズムを使って全長を短縮しつつ、ガングリップによる手持ち撮影が便利そうですね。右手(指)でレリーズ操作が出来ますし、左手はヘリコイド操作に専念すれば撮影効率が上がること請け合いです。

F610についてはちょっと辛めのコメントが付きました。
拝見する範囲ではあまりデジボーグには向いていないんです??ね。カメラにはフィルターネジがありませんから、その意味でも辛いです。伊藤さんは自作のパーツで取り付けていますが、一般的には取り付け不可能と考えた方がいいです。

 

2通のメールをまとめて紹介させていただきました。お写真は、手持ち45EDの方を2枚(作例と機材)掲載しています。なお、いただいた原文を少し校正(改行変更、行削除)しています。

 

2004/06/09

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