BORG76ED レポート -1-


ヒヨドリ(等倍トリミング)


機材の全景


機材のジンバルマウント(フォーク式)

使用したデジボーグの対物レンズは76EDです。画質に影響すると思われる正立プリズム等は使用していませんので、すべて倒立像です。

構成は、76ED + [7315] + 80mm標準鏡筒 + 笠井ラック&ピニオンヘリコイド + [7425] + [74101] + [74102] + [7404] + VAD-WA(SONY短縮改造) + デジタルカメラ SONY-W7 + 木製三脚 + テレビューF2経緯台

[7315]は前部でのピント調整と重量バランスをとるためむりや り?逆向きに取り付けましたが多分少し口径が絞られているかもしれません。
[7315]とドローチューブでのピント合わせだと、タワミのため光軸がズレるため支えが必要になりますが、たまたま笠井で入手したヘリコイドを80mm標準鏡筒を加工して取り付けたところ支え無しで使用できました。
アイピースはビクセンLV20、ビクセン40φ20mm、テレビューラジアン12mmです。W7のワイド端でLV20はかなり、ラジアンは少し四隅がケラレます。

撮影機材の外観は写真のようになっています。ファインダーはオリンパスのものですが、用途不明の小型軽量のものです。重心が後ろ過ぎるためBORGのヘリコイドを対物レンズのすぐ後ろに持って行きましたが、まだ重心が後ろのため足首に巻いて使用するトレーニング用のウエイトを半分だけ(1Kg)使い、対物レンズのフードに巻いてフードを前後してバランスをとっています。

バランスプレートは震動の原因にもなり得るので無い方が良いと思います。また、レリーズ時の振動が 気になったのでエアレリーズにしました。ゴム球はカメラ位置に下げてあると手で持ったときに重量バランスが崩れるので中央付近に引っかけて使います。

細谷様より


PIE2006 でお会いした細谷さまから、実写と機材の写真を送って頂きました。
会場で拝見したプリントは、非常にシャープで素晴らしい画質でした。こうして改めて画像データを拝見しても、やっぱりいいですね。

あいにくご投稿頂いた画像の全てを掲載出来ませんが、大きな1枚から等倍トリミングした「ヒヨドリ」を張ってみました。jpg 圧縮の関係もあって、多少良さが失われているように思えるのが残念です。この写真には、ラジアン12mm をお使いになっていますね。天体用の高性能アイピースがデジボーグにも優秀であることがよく分かります。

鏡筒や架台なども独自の工夫が沢山盛り込まれていて興味深いです。もうちょっと詳しく構造を見たくなりますね。

(Kaji)

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