2011.12.10 皆既月食を見る
皆既月食とは?
月食とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象です。満月のときに起こり、すべての部分が本影(地球によって太陽が完全に隠された部分)に入る場合を皆既月食といい、地球の大気によって太陽の光のうち波長の長い赤系の光が屈折・散乱されて本影の中に入るため、皆既月食でも通常、月は真っ暗にはならず暗い赤色に見えます。また、次回の皆既月食は2014年まで起こらないので、今回を見逃す訳にはいかないという事です。(wikipediaより一部引用)


今回の皆既月食の見どころ
皆既月食は、本当に美しい天文現象です。望遠鏡を持っている方なら、天文に興味が無くても決して 見逃してはいけない大イベントです。皆既月食の何が面白いかというと
  • (1)月が欠けていくことそのものが珍しい
  • (2)欠けていくときに境界線が大気のせいでグラデーション豊かに欠けていく
  • (3)深く欠けていくに連れて、赤銅色という独特の極めて美しい赤色が出てくる
  • (4)その赤銅色が刻々と変化する
  • (5)皆既月食中は今まで見えなかった星が見えてくる
等々、実に見応えがある大イベントなのです。私(中川昇)は37年前の1974年11月29日の皆既月食のあまりの素晴らしさに魅せられて、この世界にどっぷりとはまった口です。ただ、ここ最近、天文現象は本当に晴れません。私が最後にまともに見た皆既月食は、2000年7月16日ですからもう11年も前です。それほど貴重な現象ですので、まだ1度も見たことがないという方は、12月10日が土曜日ということもあり、ぜひ見ること撮ることをお勧めします。もちろん、ボーグがあれば最高の夜を過ごすことが出来ると思います。皆既月食前には、ただでさえ品薄なボーグの入手が困難になることは確実な様相です。お早目のご準備をお勧めいたします。


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