■はじめに

以前からカメラは大好きで、個人的にカメラ150台以上、レンズ200本以上という、一部では有名なコレクターな私ですが、デジタル一眼はどうにも愛着が持てず、２年前までは仕事上、仕方なく使っていたというのが、本音でした。それが、キヤノン20Ｄ辺りから、「これはいけるかも？」という感じになり、2007年夏に発売された40Ｄで「これは使える」という感じに変わりました。そしてニコンD300を手にした瞬間「これだ！」とびびっと来たわけです。というわけで、実際に私がデジボーグに使ってみた感想です。使用期間が短く、使いこなしているとはいえないので、あくまで参考情報としてみていただければ幸いです。評価もあくまで「デジボーグに使用した場合」に限定されますので、その点をご了承いただければ幸いです。（その後の使用やファームアップ、価格動向等で評価は変わることがあります）

デジボーグ評価 ５点満点	ニコン Ｄ300	キヤノン 40Ｄ	オリンパス Ｅ３	ペンタックス Ｋ10Ｄ
ファインダー	明るく非常に見やすい。キレがある。５点	ピント合わせがしにくい。キレがない。３点	見やすいが意外と暗い。３点	意外と明るくピントも合わせやすい。４点
液晶	解像力が高くコントラストも高く昼間でも見やすい。５点	解像力は低く、昼間も見にくい。３点	モニターが小さく、解像力も低く見にくい。液晶が動くのは◎３点	モニターが小さく、やや見にくい。３点
高感度ノイズ	常用ＩＳＯ1600、3200も実用範囲。５点	常用ＩＳＯ1600、非常に低ノイズ５点	常用ＩＳＯ800、フォーサーズなのでノイズはやむなし。３点	常用ＩＳＯ800、意外と低ノイズ。３点
ライブビュー	手持ちモードは使いにくいが三脚モードは実用的。シャッターブレも起きにくい。４点	液晶の解像力不足は残念だが拡大機能は実用的。月面撮影に最適。無振動モードは◎５点	液晶が動かせるのは◎だが、月面で白トビする。昼間は画面が暗く見にくい。３点	非対応０点
連写	秒６コマ。速い。シャッター音も心地よく撮影が楽しい。５点	秒6.5コマ。非常に速い。シャッター音はＤ300に軍配。５点	秒５コマ。やや遅い。シャッター音も今ひとつ。３点	遅い。２点
描写・発色	やや地味か？渋い発色。青ニジミが目立たない。４点	ややラチチュードが狭いがＷＢは非常に優秀。青ニジミやや目立つ。４点	青が強く出る。オリンパスブルー。青ニジミが目立つ。３点	液晶上では良くないがパソコン上ではまずまず。青ニジミも目立たない。４点
手振れ補正	非対応だが、手振れはしにくい１点	非対応だが、手振れはしにくい１点	ボーグには非対応だったがファ-ムＵＰで対応に。４点	ボーグにも対応。良く効く。５点
画像処理	カメラ側内部の処理が微妙で後処理がしにくい。３点	非常にやりやすい。５点	カメラ側内部の処理が微妙で後処理がしにくい。３点	やりやすい。４点
操作性	再生・拡大がワンタッチ。使いやすい。電池残量が明確。５点	非常にやりやすい。５点	再生・拡大・コマ送り等の操作性がいまひとつ。３点	まずまず。４点
防塵・防滴 （項目追加）	各所をシーリング。５点	防塵・防滴性能は低い。３点	各所をシーリング。５点	72箇所のシーリング。５点大雨でも大丈夫
コスト パフォーマンス	性能は良いが高い。４点	価格と性能は最高のバランス。５点	割高感がある。焦点距離２倍相当は評価。重い。３点	生産中止で価格は底値。ＣＰは最高。５点
総合評価	41点＋５点＝46点	41点＋3点＝44点	31点＋５点＝36点	34点＋５点＝39点

■まとめ

今のところ、奇しくもD300と40Dが全く同じ評価になりましたが、予算があればデジボーグにはD300をお勧めします。とにかくカメラの操作のリズムが良く、撮影が楽しいのです。これは趣味にはとても重要です。大穴はK10Dです。生産完了でとてもお買い得になっているので、低予算でデジボーグするなら、K10Dがお勧めです。これからも新製品のカメラは予算が許す限り入手してレポートする予定です。ご期待ください。（08/02/05文責：中川昇）
ニコンD300の倍率の色収差補正機能がどの程度のものか？軸上の色収差補正はどうなのか？興味が尽きないところです。いろいろと試してみます。また、オリンパスE-3が低い評価になっていますが、防塵・防滴構造の評価を忘れていました。K10Dの防塵・防滴構造とともに評価を上げました。（08/02/06文責：中川昇）

追記：その後、オリンパスＥ・ＰＬ１がデジボーグと非常に相性が良いことが判明しました。詳細はこちら。その後も多くのカメラが発売されていますので、このページの情報も相当古くなってしまいましたので、近々最新レポートをUPする予定です。（09/04/09中川）