LMF-1
77EDII・101ED・125SD用の大型クレイフォード接眼部登場。
好評発売中!即納。

<主な仕様>
●減速比:1/10●接眼部のストローク:75mm●重量:800g●回転装置付(M68.8部分)●光路長:55mm ●ドロチューブの先端に52mm及び48mmフィルターネジ採用●附属品:M68.8AD【9799】、M57→50.8AD (3点ストッパー付)、50.8→31.7AD、6角レンチ●接続:M68.8オス、M57メス●台湾製



LMF-1【9868】の付属品
左から、【9868】本体、M68.8AD【9799】(【9868】にセット済)、50.8→31.7AD、M57→50.8AD(3点ストッパー付)
※50.8→31.7ADとM57→50.8AD(3点ストッパー付)は望遠撮影には使用しません。

<本製品の特長>
●粗動と微動が可能な80φ金属鏡筒用の高精度クレイフォード接眼部。
●重いカメラや双眼装置などを搭載してもたわみがなく、非常に快適なフォーカシングが可能です。
●77EDII・101ED・125SDにふさわしい高級感のある仕上げです。ボーグ全体に重厚感が出ます。
●接眼部のストロークが75mmもあるので、延長筒の付け外しの手間が省けます。
●M57ネジを採用しましたので、カメラ等の落下の心配がなくなりました。

<本製品開発の背景>
小型マイクロフォーカス接眼部MMF-1【9857】を4月に発売したところ、瞬く間に100台以上のご注文をいただきました。主にミニボーグ用に開発したものでしたが、あまりの人気ぶりに80φ金属鏡筒用もいけるのではないか?と閃きました。今回はその大型版の登場です。特に野鳥ファンの間から、「重いカメラを装着してもスムーズに動く接眼部が欲しい。」「ボーグの欠点は接眼部にあり。」「接眼部さえよくなれば長く使いたいのだが・・・。」という声を多数いただいておりました。それまでも、笠井さんのマイクロフォーカス接眼部セット【9789】も多数販売しておりましたが、価格が安いこともあり、構造上やや強度不足の面があり、かといってフェザータッチフォーカサーM57【9797】ではOD特価約7万円と高すぎるということで、これよりも安く、ストロークが長く、精度は同等以上のものが望まれていました。
今回は、MMF-1で実績のある台湾メーカーに生産を依頼。期待以上の高精度に仕上がりました。皆様に自信を持ってお勧め致します。ボーグの潜在能力を十二分に引き出してくれるので、デジボーグがさらに楽しくなると思います。




<LMF-1【9868】の使い方>
LMF-1はギヤを全く用いず、ローラーとベアリングの摩擦のみによってドローチューブを前後させる方式の合焦装置です。
ガタやバックラッシュが無く、極めてスムーズな合焦タッチを得るために、以下に述べる合焦ノブ1&2、及び3つのネジ(A・B・C)の正しい使い方をご確認下さい。

<合焦ノブ1&2>:1は減速装置の無い粗動ノブで、アイピースを替えた時など素早い合焦操作が必要な際に用います。2は1の1/10のスピードでドローチューブを前後させる減速装置が備わっており、非常に細かいピント出しができます。常に1→2の順で使うことにより、ストレスの無い合焦スピードと精密なピント合わせを両立させることが可能になります。

<ネジA>:合焦ハンドルからドローチューブを切り離して動きを止め、ドローチューブを圧迫固定するストッパーネジ。このネジを締めるとドローチューブは固定され、合焦ハンドルはカラ回りする状態になります。写真撮影時など、特にドローチューブの固定が必要な場合に便利です。※上の画像ではネジAは外してあります。

<ネジB>:左右合焦ノブのちょうど中央部にあるM6セットスクリュー。合焦ハンドルとドローチューブとの圧着具合を加減するネジで、これを締めたり緩めたりすることにより合焦テンション(合焦タッチの強弱)の微調整が可能となります。(出荷時に予め調整されていますので、通常はユーザー調整の必要はありません。長期の使用でドローチューブが緩んでスリップするようになってきた場合や、特に重いアクセサリー類を装着する場合は付属の3ミリの六角レンチで適宜締め込んで下さい。)

<ネジC>:接眼部の回転角を調整するストッパーネジ。このネジを緩めると接眼部が360゜回転しますので、撮影や観測に都合の良い角度まで回した状態でこのネジをしっかり締めて下さい。(ネジCは上の画像の裏側にあります)

(注):ドローチューブが可動限界点に到達すると、合焦ハンドルを回してもそれ以上ドローチューブは動きません。この時点で一般のラックピニオン接眼部のように合焦ハンドルの回転も止まるわけではありませんので、その点ご留意下さい。

<本製品使用上の注意>
●見ての通り、丈夫に出来ておりますので、大事に扱っていただければ一生モノです。ただし、精密機械ですので、落下や破損だけにはくれぐれもご注意ください。特に微動ツマミは「コツン」とぶつけてしまうと、中の軸を傷めやすく修理に時間や費用がかかります。ただ、ボーグは修理を出すにも接眼部だけを外して出せますから、修理中はヘリコイド等で代用ができるという大きなメリットがあります。
●重いカメラやアクセサリー等を装着した際に、わずかにドロチューブがたわむことがあります。その場合は、微動ツマミ部分を上方に持っていくと解消される場合があります。
●接眼部の根元(対物側)の回転装置は、出荷時には強く締め付けてあります。ボーグ金属鏡筒の場合、ドロチューブ部でも回転が可能なので、この部分は使う必要性は薄いという判断からです。必要に応じて緩めてご使用ください。
●使用しているうちに、合焦ノブ1や2が効かなくなったり、動きが渋くなることがあります。これは、ネジDが緩むことから起きます。ネジDは合焦ノブ1のすぐ内側のネジ(左右2箇所)のことです。このネジを付属の2ミリの6角レンチで適宜締めこむことにより、元通りのスムーズな動きが復活します。(以下の画像参照)
●カメラを装着した時などに、合焦ノブを任意の向きに固定したい場合は、LMF-1(50.8→31.7AD、M57→50.8ADを外してください)の後方に別売のM57回転装置DX【7352】を併用してください。



LMF-1【9868】の調整の方法
使用中に動きがおかしくなったときは、ネジDを調整してみてください。付属の2ミリの6角レンチを使用します。

<LMF-1・よくある質問>
●合焦ノブが思う方向に向かない。→別売のM57回転装置【7352】を併用ください。
●付属品の50.8→31.7ADとM57→50.8AD(3点ストッパー付)は何に使うのか?→これは眼視用で撮影には使用しません。
●1.4倍テレコンバーターDG【7214】やGR【7215】はどこに装着するのか?→LMF-1のM57メスネジとカメラマウントホルダーMの間です。


LMF-1【9868】装着例(1)
【9868】本体+M57回転装置DX【7352】(別売、合焦ノブを任意の向きに固定できます)+7000+5005+カメラ


LMF-1【9868】装着例(2)
カメラ側にM57ネジを採用しましたので、全てねじ込みで安心と安全を確保しました。


LMF-1【9868】装着例(3)
この安心感、重厚感は精神的な安定をもたらせてくれます。撮影や観測に集中することが可能になりました。


LMF-1【9868】装着例(4)
微動は減速比10分の1と細かく、非常に細かいピント合わせが可能です。しかもピントあわせ時の振動が少ないのが特長です。


LMF-1【9868】装着例(5)
独自のM57→2インチアダプターは何と3点止め。※この組み合わせは眼視用です。撮影用ではありません。


LMF-1【9868】装着例(6)
接眼部の外径を80φとしましたので、デザインも違和感がありません。


LMF-1【9868】装着例(7)
ドロチューブ内の内面反射防止策も万全です。M57メスネジ装備なので安心して重いカメラも装着出来ます。


LMF-1【9868】装着例(8)
ドロチューブの先端には48mmと52mmのフィルターネジを装備しています。


LMF-1【9868】装着例(9)
輝く金属プレートは精度の高い動きとガタの無いスムーズな動きを保証します。太いドロチューブのお陰でケラレも最小。


LMF-1【9868】装着例(10)
1.4倍テレコンバーターDG【7214】やGR【7215】もM57メスネジに装着します。


LMF-1【9868】装着例(11)
ボーグロゴの下側にあるネジは回転止めのネジです。脇のビスと共に緩めると全体が回転できます。


LMF-1【9868】装着例(12)
ドロチューブの繰り出し量は何と75mm。何とボーグのドロチューブの繰り出し量と同じです。
※さらに近距離の撮影をしたい場合は2インチホルダー等を併用してください。


LMF-1【9868】装着例(13)
この状態で重いカメラやアイピースを装着してもスムーズに動きます。


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