今回ご紹介する機材は、かなり変な構成です。
写真をご覧いただいて、この望遠鏡の正体がおよそご理解頂けたでしょうか?もしもすぐに分かった方なら、相当な通だと思います。 望遠鏡の4つの要素をご案内いたします。 1)BORG50ED対物レンズ
さて、少し種明かしというかご説明を致します。 まず最も重要な対物レンズは、BORG50EDです。 対物レンズの部分は80φサイズ、そして次に繋がる筒は60φです。ミニボーグの鏡筒は60φですから、何となくサイズを掴んで頂けるでしょうか。2つのパーツのつなぎ目には、[7128]76ED→ミニボーグADを使っています。また、80φの短い筒は、[7050]80φL50鏡筒です。 ここではミニボーグの鏡筒は使用せず、延長筒(白:試作品、黒:通常品)と、[7857]M57ヘリコイドを使っています。ジオマとの接続については、45EDの場合と同じで、[7460]M60→M60ADを使用しています。 ジオマの接眼部に取り付けているアイピースは、コーワのTSE-21WD (焦点距離17mm?)です。パーツ関係は、[7524]M42P1→M57ADと[7522]M57→36.4AD、[7317]31.7ミリアイピースホルダー、[7164]コーワアイピース31.7ADです。
見え味と使い勝手 見え味は、ほぼ期待通りでした。50EDの長焦点を生かして、比較的倍率を上げやすいのもメリットになります。また、組み合わせたコーワのアイピースは期待に違わぬ高性能でした。このアイピースは素直な描写ですし、見かけ視野とアイレリーフもデジボーグで使いやすい様に設定されています。お勧めできる1本です。 次に使い勝手ですが、生憎あまりお勧めはできません。
強風のため、野鳥の実写テストは見合わせました。 光学的な性能は良いので、出来ればもっとコンパクトにして操作性を向上させたいなと感じました。あれ?それなら45EDで良いのかもしれませんね。 今回はかなり際物となってしまいました。
※50EDは生産中止機種(2004年末)です。
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2005/01/13 |