初心者向け関連
問題: 〔用語〕対物レンズとアイピースとは?
答え: 初めて望遠鏡に接する方には、どんな用語も「ちんぷんかんぷん」だと思います。
望遠鏡の構成について少し説明を致しましょう。


望遠鏡の構成は非常にシンプルで、2つのレンズと円筒状の筒で出来上がっています。
1つ目のレンズは、「対物レンズ」といいます。
このレンズは望遠鏡の心臓部と言えるもので、一番コストがかかっています。
性能的には、対物レンズが大きいほど良いことになります。

また、レンズの材質や構成(枚数など)でも性能に差がつきます。
アクロマート、アポクロマートと呼ばれる構成や2枚玉などの枚数で差があります。
材質的には、一般的な光学ガラス、フローライト、EDレンズが一般的でしょう。
特にフローライトは優秀なものが多いようですが、その分かなり高価です。
 

2つ目は「アイピース(接眼レンズ)」です。このレンズは目で覗く方のものを言います。
アイピースは各社から色々な種類のものが発売されていて、好きなモノを選んで使うことが出来ます。

注意して欲しいのは、規格が数種類あることです。
お使いの望遠鏡にはどのタイプが装着できるのか、事前に知っておく必要があります。
規格としては、アメリカンサイズ(31.7mm)が主流ですが、
2インチ(50.8mm)や昔の主流である24.5mm、ねじ込み式の36.4mmなどもあります。

ボーグでは上記の規格には全て対応できますが、部品の構成が複雑になることもあります。
また、デジボーグで使う場合には、仕上がり画像の良し悪しにかなり影響を持ちますので、
よく吟味して購入される方がベターです。ただし、これが絶対良いと言えるものは仲々難しいです。
色々と試してみるか、インターネットで情報収集されることをお勧めします。
2010-06-23
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