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第142号
2012.2.23
 ■富士急行キハ58形
Vol.1
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N情報室第142号は発売間近となった富士急行キハ58形を、工場から届いた成型試作品で従来製品との比較を交えながら紹介いたします。
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富士急行キハ58形は、富士急行が国鉄キハ58系に準じて製作した急行用気動車で急行「かわぐち」として活躍、急行「アルプス」と併結して新宿まで乗り入れていました。
製品では両運転台のキハ58003と、片運転台の58001を再現しています。
【キハ58003】
最後に増備されたキハ58003は片運転台のキハ58001、キハ58002どちらとも連結して運用できるように両運転台となっており、キハ58系列のなかでもひときわユニークな外観を持って登場しました。
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両運転台が特徴のキハ58003 拡大画像表示ボタン
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両運転台としながら片運転台車と定員を合わせるためトイレ・洗面所が廃止され、さらにスペース確保のため、標準的なキハ58に比べて乗客用ドアの幅が狭くなっています。
また、2エンド側のドア脇をボックスシートとするため、戸袋窓が大きくなっています。
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キハ58003 2エンド側 標準的なキハ58のドアと戸袋
【キハ58001】
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一方のキハ58001は、国鉄形キハ58形非冷房車と変らない外観を持っていました。
タイフォンはスリット形を新規製作、ジャンパ栓は冷房関係のないものを採用し、冷房車との違いを細部まで的確に表現しています。
キハ58001 キハ58-400冷房車
妻面は配管箱がある冷房車に対して、両方に窓がある非冷房の姿を的確に再現しています。
詳細情報<92172>富士急行キハ58形(キハ58001・キハ58003)セットも合わせてご覧ください。