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この冬の目玉アイテム『285系(サンライズエクスプレス)』。
全4形式6車種のボディが出揃いました。
今回は、その形状を中心にご紹介いたします。
2014.11.27up

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 前回、先頭車前面部のモックアップをご覧いただきましたが、現在はボディ全体の成形まで進んでいます。未塗装だからこそ分かりやすいそのフォルムをご覧ください。モックアップでは再現されていなかった貫通扉を始め、前面窓や独特な形状の運転席の側窓なども具体的に形となりました(写真上)。さらに、ボディとは別体化したアーチ状の屋根には、狭いピッチで並ぶビード(線状のプレスリブ)もしっかり再現しています(写真右)。前面窓等は、まだ仮のパーツが装着されていますが、完成形のイメージが沸いてくるのではないでしょうか。 photo
photo 個室を中心に構成された285系は、居住性に配慮して、極力室内の空間を確保するべく車両限界いっぱいに設計されており、車高は4090mm、車体幅は2935mmとなっています。特に車両限界上、断面が小さくなってしまう階下のスペースは、平屋車の車体裾に当たる部分を台枠の幅まで絞った後、そこから下部を外側に出っ張らせることで、空間を最大限に得られるように工夫されています。この構造は、後に登場した寝台特急「カシオペア」用のE26系客車にも採用されていますが、鋼製車体で滑らかな側面を持つ285系では、その独特な形状がより一層引き立っています。また、建築限界にはみ出さないよう車端部の側面は、わずかに内側に絞られており、製品ではこの部分も的確に再現しています。
 テスト塗装を施したサンプルもご覧ください。造形と共に模型の見栄えを大きく左右するのが塗装です。現在は調色のテストを進めており、ベースとなるベージュは納得できるレベルになりました。朝焼けをイメージした赤色の部分はベージュの上に塗装しますが、赤色は隠蔽力が低いため、下地の色との調和が難しく、思い通りの色に仕上げるのに苦労します。そのため、現在も色味をさらに実車に近づけるべく、テストを繰り返し行っています。今後も赤色部分の塗装を詰めていくと共に、ゴールドのラインやロゴマークの印刷などのテストを行い、実車のカラーリングを再現していきます。  photo
リアルさを追求し、鋭意開発中です。
今後の展開にご期待ください。
次回の情報室もお楽しみに!
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