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コンテナ貨車『コキ200形(コンテナなし)』が好評発売中です。
今回は、実車と製品の魅力に迫ってみましょう!
2012.03.29up

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コキ200形は、老朽化した化成品輸送用タンク車の置き換えを主な目的として、コキ106形の基本構造をベースに2000(平成12)年に登場したコンテナ貨車です。車体長が15m級とコキ106形に比べて短いものの、ISO規格の20ft(フィート)級24tコンテナを2個積載でき、積載量はコキ106形が40.7tなのに対し48tとなっています。また、ブレーキハンドルは操作性を考慮してデッキ部へ設置されています。赤い塗装が特徴の同形は、最高速度110km/h対応で、速達性の向上にも貢献し、主に大型のタンクコンテナを積載して各地で活躍しています。
製品では、台枠側面に手ブレーキの動作状態を示す緊解表示器が設けられた45号以降をプロトタイプとし、シースルー構造からのぞく複雑に絡みあった配管類を細密なモールドで再現、エアータンクなどは別パーツ化し、実感的に仕上げています。
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コキ200形の台車は、48tもの荷重に対応できるよう、コキ106形のFT2形(写真左)をベースに軸距離を拡大し、軸受部を大型化したFT3形(写真右)を履いています。さらに車輪は、台車の大型化に伴い車高が高くなるのを抑えるため、小径車輪を採用しています。
製品では、そのような台車の特徴も形式に合わせて的確に作り分けています。
photo コキ200形は、ISO規格のコンテナ輸送用として開発されたため、「隅金具式緊締装置(軽量ツイストタイプ)」のみが装備されており、12ft級コンテナなどに使用する国内規格用の緊締装置を備えていないことから、積載面がフラットな印象の台枠となっています。
製品では、コンテナ積載時は先に発売した『コキ106形』などと同様に、パーツ取り付け用の穴に固定用ツメを取り付けて固定する「トミックスコンテナ搭載用固定爪システム」を採用し(写真上)、非積載の状態では、台枠用フタで穴をふさぐことで実車同様のフラットな積載面を再現できます(写真下)。
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車体長が15m級であるコキ200形は、他のコンテナ貨車と比べて小型なため、コンテナの積載パターンも独特のものとなっています。
製品も実車に則して30・31ft級コンテナは1個、20・21ft級コンテナは2個積載することが可能です(写真は31ft級コンテナの積載イメージで、奥側はコキ106形です)。また、前述の通り同形は隅金具式緊締装置のみの装備であるため、それに対応していない12ft級コンテナなどは、積載することができません(製品でも非対応)。
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『コキ200形(コンテナなし)』にも積載可能な31ft級コンテナ
『私有U47A-38000形コンテナ(パナソニック・2個入)』、4月発売予定です!
次回の情報室もお楽しみに。
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