今回は、発売直前情報としてチラッとしかご紹介していない
ED75
1000
形の、こだわりのディテールをご紹介いたします。
まず、屋根周りから見ていきましょう。
ランボードは、鋼板化されてボディと同色になったことは、すでに
VOL.8
でもお伝えしましたが、実車でランボードの取り付け部の腐食を防ぐ目的でサイドが覆われている形状も、製品では再現しています。
なお、パンタグラフ下に隠れているヘッドライトのON・OFFスイッチは、より確実にスイッチングを行なうことができるものに改良されています。
次に前面です。
ED75
1000
形の特徴として、高速コンテナ貨車・客車けん引に備えた、ブレーキの電磁指令/増圧指令用や客車との電話用などのジャンパ栓がスカート周りに多数装備されています。
また、一般形では、ボディ向かって右側、貫通扉右下にKE77ジャンパ開放栓受が2エンド側のみに装備されていますが、この1000番代では、両エンドともに装備しています。模型でも忠実に再現しており、 前面のちょっとしたこだわりです。
台車の枕バネ横にある蛇行防止用オイルダンパー取付ブラケットは、一般形では引張装置に対して枕バネの反対側(
VOL.3
参照※)、すなわち公式側(1エンドを左側にして見た側面)では枕バネに対して外側、非公式側では内側にあるのですが、1000番代では引張装置の位置に関係なく、いずれも枕バネの右側に装備されています。とても小さなパーツなのですが、こだわって再現しています。
※VOL.3中段の写真は試作中でしたので、代用パーツが付いています。
いかがでしたか? 今回のED75情報室。
次回は、いよいよ2004年度の製品化予定第1弾をお届けする予定です。
お楽しみに
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