113系2000番代車はなぜクハに2000番代と2100番代があるのでしょうか。
東海道線を基本にして、潮風にさらされやすい車体海側(“空気側”)にエアータンクなど空気関係機器及び空気管引き通し管を、内陸側(“電気側”)に電動機器や電気系引き通し管を配置する決まりがあるためです。2000番代は運転室を名古屋方、2100番代は東京方に連結されることになっています。当然、このジャンパ栓の法則は製品でもきちんと再現しています。前面や妻面でジャンパ管やジャンパ栓が3連になっている方が電気側、2連になっているほうが空気側で、2000番代と2100番代をよく見比べてみると、わかります。ですから、皆さんが113系2000番代を運転するときには、ジャンパの位置関係に注意して編成してみて下さいね。
蛇足ですがこのジャンパの法則は日本中に適用されるため、日本海縦貫線では電気側が日本海側に来てしまいます。うーむ、なかなか世の中うまくいきませんな。 |