M42ヘリコイドとオリンパスE-1

画像は、上段左がE-1につけたところ。
上段右がヘリコイド&パーツをつけたEL-NIKKOR105mmと純正ZDレンズ50-200mmとの比較。
下段左がパーツ全体。下段中央がEL-NIKKOR105mm、
下段右がEL-NIKKOR105mmと純正ZD50-200mmとの比較です。
この組み合わせでも無限遠に余裕があります。フードはこの長さでは短いためフード先端にある60mmネジでボーグの延長筒をつけちゃおうかなとも考えてます。

使用カメラ オリンパス E-1
使用レンズ ELニッコール105/5.6
パーツ構成

E-1
 +カメラマウント E-1用【5010】画像1
 +M42延長筒13mm 画像2
 +M42P1→M49.8AD【7843】画像3
 +M42ヘリコイド【7841】画像4
 +M42P1→M39AD【7844】画像5
 +ELニッコール105/5.6(中古 並品)画像6
 +40.5フード(正体不明のフード)画像7

ピントの合う範囲 無限大に合焦可能
作例写真

★上記のシステムのM42延長筒13mmをオリンパスのエクステンションチューブEX-25に変えて撮ってみました。猫の画像(手持ちF5.6・ISO-100・SS1/100)。近接はどこまでよれるか正確に測っていませんが、この組み合わせではごく近くしか合焦しませんので、13mmから25mmの間でうまくマッチする光路長がありそうです。

★上記のシステムにオリンパスの純正1.4倍テレコンをつけて撮った月の画像を添付します。午後7時過ぎ、少し暗くなる前の状態です。左上に等倍画像を合成しました。手持ちISO-100ではぶれるのでISO-400・SS1/100です(35mm換算294mm)。

★そこで、M42ヘリコイドを入手、これは光路長15~25mmなので、M42ヘリコイドLとのダブルヘリコイドで無限遠から近接まで合焦します。
最後の画像はアルプス天然水についてきた鳥のフィギュアのおまけです。ペットボトルの上につける小さいものです。上記のダブルヘリコイドを共に最長に伸ばし、さらにM42の13mm延長筒つけて撮影。SSが稼げないのでISO-200にしました(手持ちF5.6 SS1/100)。解像度も高そうで、非常にシャープな画像が得られました。

45EDコリメート用に入手したM42ヘリコイドLですが、せっかく持っているのだからと紹介されていた引き伸ばしレンズを使ってみました。引き伸ばしレンズは中古並品を3000円台でゲットしました。
サイトにあるキヤノンEOS10Dの内容で組んでみましたが合焦しません。(注1)
そこで、別途入手したM42延長筒13mmを加えてみました。

無限遠合焦状態の曇天日陰ではISO-100でSS1/15でした。晴天日陰ではEX-25をつけた拡大状態でISO-100でSS1/50くらい。ISO-200にしてようやっと3桁。日が当たっていればISO-100でSS1/100行きました。EX-25などで拡大させた場合は暗さも増すので晴天でないと手持ちは辛そうに思います。三脚利用なら、さらなる拡大も可能かと思いますが、軽いシステムなので、私は気軽に持ち出して許容範囲の明るさの中で花や静止物を狙ってみたいと思います。

撮影に出かける時に、カメラバックにしのばせておいても負担にならない重さ・大きさなのも利点ですね。ボーグさんの紹介でも「特にマクロ撮影の分野で新しい表現が可能になりました。」と書いてありますし、遠景はごく普通の画像に見えるので、このシステムは近接で使ってこそという気がしました。

長くなってすみません。
ボーグさんのパーツはいろいろなことができて面白いですね。
ではでは。

武田さま(2005/07)
注1:カメラがE-1 になると、フランジバックの関係でピントの位置が変わります。
※:月と鳥の模型の画像は、弊社でリサイズしてあります。また、圧縮のため画質が劣化しています。

野鳥撮影でお馴染みの武田様から、M42ヘリコイドのレポートを頂戴しました。
M42ヘリコイドシステムはお手持ちの機材を生かして、遊ぶには持って来いのシステムですね。野鳥撮影はもっぱら遠距離での撮影が多いと思いますので、マクロも新鮮な遊びとして面白いと思います。

マクロ専用のレポートと思いきや、無限大にも合焦可能ということでした。
月まで撮影していただいてありがとうございました。

(弊社コメント)


(2005/07/22)


《追加レポート》
M42ヘリコイドのレポート2です。
今回はEL-Nikkor 63mm F2.8です。
サイト掲載の50mm F2.8と同じシステム構成です。
無限遠出ません。近接のみ合焦します。
距離の参考に合焦限度と一番近づけた状態の猫の画像を送ります。
花や昆虫の作例が送れるといいと思いましたが、外で撮影する際にまた試してみます。

2005/08/12

ページトップへ戻る