BORG WORLD 画像作例集

90FL+レデューサー_M8M20作例.jpg
M8・20付近 2016年6月11日1時6分~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360 mm F4) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 180秒 露出×4枚 ISO800 300秒露出×3枚 合計7枚コンポジット Photo shopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉 県君津市 撮影者:SWAT加曽利様

<撮影者のコメント>
中川さま。加曽利です。梅雨の晴れ間に撮影したBORG90FL+レデューサー7872セットの作例です。フル サイズのノートリ画像ですが、星像は最周辺まで見事にシャープで、 90FLのポテンシャルの高さを示していますね。今回、ポールマスター SWATで極軸設定を行い、SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイ ドによる撮影です。

<中川コメント>
過去90FL+7872による作例を多く見てきましたが、その中でも一番シャープかもしれません。フルサイズのノートリミングでここまで写るとは知っていましたが、こうして作例を見てみるとやはり専用レデューサーは素晴らしい性能だなあと感心するばかりです。この90FL+7872のセットの詳細はこちらから
107FL(土星_PowerMate5x).jpg
土星 BORG107FL(試作品) + V-Power接眼部 + PowerMate5x + カラーWEBカメラ 撮影者:中西直樹様

<撮影者のコメント>
まずは、BORG107FL公開レポート 第35弾 土星観望編です。 接近中の火星も魅力的ですが、今回は惑星で一番人気?!の土星を観望しました。 梅雨の晴れ間でしたが、一時的に薄雲もとれ、シーイングも比較的よい時間帯がありました。 107FLの威力で、土星本体の縞模様や、カッシーニの空隙がくっきり見え、とても素晴らしい眺めです! ただ、土星は火星に比べて単位面積当たりの光量がかなり少ないので、欲張って倍率を上げると、どうしても暗くなってしまいます。 空の透明度にもよりますが、今回は、250倍くらいまでが比較的明るく綺麗に感じました。

続いて、107FL公開レポート 第36弾 土星撮影編です。 観望時より少し高度も上がり、低空にしてはシーイングも安定してきました。 107mmフローライトの威力で、カッシーニの空隙をほぼ全周写すことができました! BORG125SDでの天文誌入選作品にも匹敵する?!レベルの作品が撮れて、個人的には満足です(喜)

<中川コメント>
この土星は実に美しいですね。過去BORGで撮影した土星の画像の中でも一番美しく写った土星かもしれません。107FLの高倍率性能がうかがい知れる見事な作品だと思います。107FL(火星_PowerMate5x_2分x1).jpg
火星 BORG107FL(試作品) + V-Power接眼部 + PowerMate5x + カラーWEBカメラ 撮影:中西直樹様

<撮影者のコメント>
107FL公開レポート 第37弾 火星観望編です。 最接近は少し過ぎましたが、まだまだ大きく明るい火星を観望しました。 梅雨の晴れ間で、薄雲もありシーイングも乱れ気味でしたが・・、見れただけラッキーなので文句は言えません(苦笑) 眼視でも、極冠とその周りの黒い部分がくっきり、さらに中央部の模様も淡く見え、とても綺麗です! 火星の自転は、地球より僅かに長い24時間強です。 それで毎晩同じ時間に見ると、少しずつ見える模様が変わっていきますが、あんまり変わらないので・・できるだけ違う時間帯にも見たいところですね。

続いて、107FL公開レポート 第38弾 火星撮影編です。 シーイングはあまり改善しませんでしたが、何とか大まかな模様を写すことができました。 火星が遠ざかって小さくなる前に、最高のシーイングで撮影し107FLの能力を完全に発揮したいところですが、梅雨なのでどれだけチャンスがあるか分かりませんね(泣)
<中川コメント>
小さな火星に極冠と多くの模様が写っています。現在、火星は遠ざかりつつありますが、今ならまだ模様が楽しめまーす。2018年の本当の火星大接近にはさらに多くの模様が見えてきますので、今のうちに撮影の予行演習をしておくのは良いことだと思います。
107FL 木星(Borg Or5mm).jpg
木星 BORG107FL(試作品) + V-Power接眼部 + Borg Or 5mm + カラーWEBカメラ 撮影者:中西直樹様

<撮影者のコメント>
BORG107FL公開レポート 第21弾 木星観望編です。先日に引き続き、木星の観望を行いました。 ただし、シーイングは先回よりも多少悪いレベルです(泣)このような時は、ピントをあわせるのが意外と難しいです。 ということで・・、今回はこのような時にとても役立っている、V-Power接眼部を紹介したいと思います。

旧型のLMF-1も素晴らしい出来と個人的に感じていましたが、正直言ってV-Power接眼部は別物と言ってよいほどレベルアップしています! 頑丈さ、ピント合わせの滑らかさ、質感、とにかく素晴らしいと思います。 中川さんではないですが(失礼)、意味も無くつまみ回してしまうほど滑らかです。 それなのに値段がほとんど上がっていないのは信じられません。 LMF-1からリプレースをお勧めできるほど、個人的には大きな差を感じています。 天体でも鳥でも、ピント合わせは作品のレベルに直結します。ぜひ、この滑らかさを多くの方に実感していただきたいです!用途によっては、少し重いのが欠点と感じる方も、おられるかもしれません。 もちろん対物レンズが軽い場合や手持ちの場合は、そのように言えるかもしれません。ただ、107FLなどトップヘビーな対物レンズの場合、V-Power接眼部のおかげでバランスをとりやすくなりますので、利点とも言えます。

続いて、107FL公開レポート 第22弾 木星撮影編です。撮影機材は、です(1分間の動画を5本合成) 先回は、Borg Or 9mmで拡大しましたが、今回は比較的透明度がよかったので、Borg Or 5mmで拡大してみました。 ただ、107FLの解像度を生かすには、よいシーイングが必要です。 先回と比べ多少悪いシーイングの影響もあって、拡大率を上げたわりには、先回とあまり変わらないレベルでした(泣) とはいえ、10cmクラスのアポクロマートとしては、かなりシャープな写りだと思います。ただ、今度はもっとよいシーイングのもとで撮影したいですね・・

<中川コメント>
木星は火星と比べて縞模様が見やすく、ガリレオ衛星も見て楽しいですし、土星と並んで人気の高い惑星です。中西さんは手慣れた手順でコンスタントにシャープな惑星像をモノにされていますが、裏にはたゆまぬ努力があるのです。今なら夕方の西の空に見えているので、皆さんもぜひBORGを向けてみてください。見る道具を持っていないという方は、アイピースアイピースホルダーを揃えればOKです。アイピースはUW6【9906】、アイピースホルダーは【7522】+【7317】がおすすめです。さらにプリズムがあればベストです。最近は、写真だけでなく眼で見て楽しみたいという傾向が強く、アイピースが非常に多く売れるようになりました。望遠鏡で星を目で見るという行為は、なぜか仕事のストレスを吹き飛ばす効果があり、見るとすっきりとするのです。帰宅後のストレス解消法としても望遠鏡で星を見る行為はお勧めです。
107FL(PowerMate_WEBカメラ).jpg
今回の撮影機材:BORG107FL(試作品) + V-Power接眼部 + Borg Or 5mm + カラーWEBカメラ+ビクセン製SXD2赤道儀 撮影者:中西直樹様
<中川コメント>
BORG107FLは年内の発売予定ですが、まだ価格も未定です。90FLと迷われる方も多いかもしれませんが、BORGの良さは、対物レンズだけ交換すればグレードアップが簡単に出来るという点にもあります。107FLは他社の同クラスと比べると非常にコンパクトとはいえ、ご覧のようにそれなりに大きいので、まずは90FLから始めるのも手だと思います。その際に、90FL+7872セットに眼視用のパーツを加えて揃えるという選択肢は、非常にお得な選択肢だと思います。何度も書いていますが、90FLの在庫があと数台のレベルになっていますので、揃えるなら今の内かもしれません。次回の入荷は少し間が空く予定です。90FLの眼視システムチャートはこちらから。※少々内容が古い点はご容赦下さい。

P.S.今日も多忙な1日でした。新しいセットの企画、新しいカタログの話、新しいHPの話、今後のBORGの進むべき方向性、考えなくてはいけないことは山のようにあります。しかし時間は有限です。さらにはここのところ、BORG購入予備軍の方から、実に様々なご質問が寄せられます。今月は急にBORGを検討中の方が増えた印象で実にありがたい話です。そのほとんどが天体派の方です。市場が日々変化していることを実感しています。上にも書きましたが、特に望遠鏡を通して天体を観望したいという方が非常に増えました。その辺の流れを受けたセットも企画中です。私が40数年前に初めて天体に興味を持った時代を思い出します。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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