BORG WORLD 画像作例集

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カワセミ3態 OLYMPUS OM-D E-M5MarkⅡ + BORG77EDⅡ+LMF1【9868】 三脚使用 撮影:M・Y様

<撮影者のコメント>
トミーテック中川様。明けましておめでとうございます。東京のM・Yです。年末年始はカワセミも最盛期なのか、かなり至近距離で撮影できました。しばらくは満足できるものが撮れていませんでしたが、今回は新年の挨拶もかねて投稿させていただきます。どうも胸元の解像に不満が残るので、そろそろ絞りを試したくなってきてるのですが、それだけではない技術的なアドバイスなどいただければ大変嬉しいです。それでは今年もブログ楽しみにしています。

<中川コメント>
奇しくも私と同じ77EDIIによる撮影です。大変良く写っていますが、まだまだ解像する余地はあります。絞りの他には1.4倍テレコンバーターGR【7215】の併用も効果があります。あとはやはりブレ防止とピント合わせに尽きます。ピントはベストのピントは非常に薄いので、微動ツマミを動かしながら、数を撮るのが一番かと思います。今年もさらなる高解像度画像を目指して頑張ってみてください。DSCF6043st1.JPG

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カワセミドアップ4態と撮影風景(2015/12/29) BORG77EDII+絞りM75【7075】+ドロチューブホルダーDXドロチューブNVパワー+【7861】+【7761】+1.4倍テレコンバーターGR【7215】+フジX-pro1ボデー トリミング 半手持ち撮影 撮影:中川昇 撮影データ:1枚目:1/1000秒、ISO800 2 枚目:1/400秒、ISO1600 3枚目:1/640秒、ISO1600  4枚目(ペリット吐出し):1/1000秒、ISO640

<中川コメント>
年末カワセミ4態です。今回は非常に珍しい撮影中の中川の姿です。撮影仲間の笠井さんが対岸から71FLで撮ってくれました。今年は今までと趣向を変えて、実際の撮影テクニックにも言及したいと思います。ポイントはいくつもあります。私の撮影方法は撮影場所の特長でもある手すりを利用した半手持ち撮影です。基本、三脚は使いません。

デジカメはJPEG解像度番長のフジX-pro1です。手振れ補正はありませんが、1/1000秒よりも速いシャッターを切ればまずブレません。ただしブレないように細心の注意を払います。心掛けているのは「このくらいのブレは大丈夫だろうという油断の排除」です。ISOは1600でもノイズは少なく3200までは常用できます。フジのデジカメの特長です。X-pro2にはさらに期待大です。

絞りはないよりもあった方が良いです。ほんのわずか絞ることにより、像がシャキッと締まります。これはスパイスのようなもので、意外と効きます。1.4倍テレコンバーターGR【7215】を併用すると、羽毛は解像しやすくなります。ただ、ピントとブレにはよりシビアになるので、注意が必要です。ピントは今回はVパワーを使用。写真のように微動ツマミを左側にすると右手でシャッターボタン、左手でピント合わせと安定した撮影が可能になります。ピント合わせで心掛けているのは、「ピントの山を追うな。ピントを送れ!」です。ピントを送るとは少しずつピントをずらしながら撮り続けることです。数が勝負です。

さらに、ヘリコイドをWヘリコイドにしているのもポイントです。場面によってはVパワーよりもヘリコイドの方が合わせやすい場合があるので、個人的にはヘリコイドの併用がマストです。ヘリコイドの方がマニュアルフォーカスの操作自体が楽しいのです。これは意外と重要です。そして、クッションとブレ防止を兼ねて、カメラ座布団を使用。ドロチューブホルダーDXドロチューブNの精度の高さも相まって、非常に使いやすい組み合わせになっています。

BORG77EDIIは価格の割に非常に高性能であること、BORG独自のシステムで、各パーツごとにカスタマイズが出来ること、所有欲を満たしてくれる精悍な外観などなど、他社にはない特長を兼ね備えています。71FLが人気の現在、隠れた名機といえると思います。ここまで細部が写るとカワセミの個体識別にも使えるレベルだと思います。BORGならではの楽しみ方です。

P.S.ニコンのD500も発表されましたが、これも魅力的なデジカメですね。BORGとの組み合わせで考えると、暗いところでの高解像度トビモノ、暗いところでの高解像度止まりもの、手持ち撮影可能なシーンの広がり、AFボーグが実用になるかも?などなど夢が広がります。個人的にもかなり揺れています。MFTも望遠系のレンズの発表がありましたが、負け惜しみでなく、これならBORGのアドバンテージは十分にあると感じました。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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