BORG WORLD 画像作例集

150620_カルガモ-1_F62056704_B36ED_1.1xDG_F6.1_X6As.jpg150620_カルガモ-2_F62056697_B36ED_1.1xDG_F6.1_X6As.jpg150620_カルガモ-3_F62056721_B36ED_1.1xDG_F6.1_X6As.jpg
カルガモ4態 CO・BORG 36ED+M42 ヘリコイド L【7841】+スリムフラットナー 1.1xDG【7110】+4/3 用マウント+4/3-μ4/3 マウントアダプタ+オリンパスE-M1ボデー 中央重点平均測光/絞り優先/露出補正 -0.3 EV/ISO 200/1/200~1/320sec/手持ち撮影/VF-4(*1)拡大表示(5倍)<拡大表示中は手ぶれ補正自動 ON>にて MF *1:カメラを地面に直置きしての超低位置撮影のため、固定の内蔵 EVF でなく、外付 EVF をティルトして使用 画像処理:[SILKYPIX Developer Studio Pro 6] にて現像(明るさ/トーンカーブなど各種パラメータを調整)/[チビすな !!] で縮小(「画像をクッキリさせる」を極弱めに適用) 撮影:メカロク様

<撮影者のコメント>
中川様、ご無沙汰しています。茅ヶ崎のメカロク(http://blog.goo.ne.jp/mekaroku3)です。

36ED を導入して1年余りですが、周辺部は兎も角、中央部は写りが非常に良く、しかも撮っていて楽しいので、今や私のメインレンズ2本の内の1本として、鳥撮りは勿論、昆虫撮りにも花撮りにも、大活躍しています。という訳で、使用頻度が高いこともあり、77EDII や 50FL を使用しているときよりもずっと頻繁に、見知らぬ方から「珍しいレンズですね!」などと声を掛けられます(笑)

さて、昨日、2~3m くらいまでは難なく近寄らせてくれるカルガモに出逢い、かなり精細な写真が撮れました。カルガモは、こちらのブログでも何回も取り上げられていて、珍しくはありませんが、2年余り振りに画像投稿させて頂きます。

1枚目は目を開いているときに撮ったもので、ピンポイントではもっとシャープなカットもあるのですが、頭の向きの微妙な違いで、より広範囲にピントが来ているカットを選び、4608*3456 ピクセルの元画像から、一辺 3456 ピクセルの正方形に切り出し、投稿規程に従って、一辺 1500 ピクセルに縮小しました。

2枚目は瞼に生えている毛を意識して、目を閉じているときに撮ったもので、トリミングと縮小は1枚目と同じです。

3枚目は背中の羽にピントを合わせたもので、一辺 3206 ピクセルの正方形に切り出し、一辺 1500 ピクセルに縮小しました。

<中川コメント>
さすがはベテランのメカロクさんです。非常によく撮れています。特に1枚目のカルガモの眼の中に映りこんだ空と雲のシャープなこと!驚異的な描写力です。36ED。そのベテランのメカロクさんをして、36EDがメインレンズの2本のうちの1本になったというのは率直に驚きです。コ・ボーグの潜在能力の高さに気が付いた方ならではの発言だと思います。メカロクさんのブログには36EDによるたくさんの作例画像(野鳥)が掲載されていますが、どれも驚異的な写りです。実は、36EDはムック本でも紹介された影響もあり、売れています。しかも野鳥以外の花や虫の撮影に使うという方が増えています。嬉しいことです。ブログの掲載まで時間がかかってしまったことをお詫びいたします。
カルガモ①x1.5_SK.JPGカルガモ②x1.2_SK.JPGカルガモ③x1.5_SK.JPGカルガモ④x1.2_SK.JPG
カルガモ4態 CO・BORG36ED+スリムフラットナー1.1×【7110】+M42ヘリコイドL【7841】使用 f220mm F6.1 ニコンD750 ISO400(②のみISO1000) 絞り優先オート撮影 撮影日 2015年6月20日 撮影:SK様

<撮影者のコメント>
中川様、ご無沙汰しております。自宅近くの遊歩道に行き、コ・ボーグでカルガモの写真を撮影してきました。幼鳥が順調に育っているようです。コ・ボーグは、マイクロフォーサーズの軽いカメラと組合わせるのが王道かと思いますが、今回は、あえてフルサイズのニコンD750に付けてみました。

フルサイズの一眼レフがだいぶ軽くなったとはいえ、APS-C機に慣れた自分の感覚では、キットで購入した24-85ミリの標準ズームレンズを付けて持ち歩くのが限界で、望遠レンズを付けて持ち歩くのは大変だな、と感じていました。試しにコ・ボーグを付けてみたところ、これが軽くて、とても快適なのです。重量を量ってみたら、標準ズームレンズより、100グラム以上も軽かったです。

コ・ボーグにフルサイズのボディを付けても、あまりメリットないのでは、と思われがちと思いますが、D750はAPS-Cサイズ(1.5倍)と1.2倍サイズにクロップして撮影できるので、スリムフラットナー【7110】を付けた良像範囲をうまく活かすことができます(フルサイズはさすがに厳しいですが)。また、D750はコ・ボーグと相性いいようで、フォーカスエイドがとてもよく効きます

作例は、同じ構図で撮影したAPS-Cサイズと1.2倍の画像です。いずれも「JPEG撮って出し」です。APS-Cだとちょっと窮屈なときは、1.2倍で広めの画角を確保できます。APS-Cでフルサイズの330mm相当、1.2倍で264mm相当です。
①と②は同じ個体です。1.2倍ですと、ちょっと周辺減光があるのですが、昼の撮影なら思ったほど気にならないので、作例ではあえて補正していません。後でPhotoshop Elementsのフィルター機能で補正してみましたが、問題なく補正できました。四隅の画質も低下していると思いますが、背景部分なので、特に気になりません。メーカー推奨ではないかもしれませんが、被写体を四隅に入れないように割り切って使えば、十分使えるレベルではないかと思います。

③と④も同じ場所ですが、④の1.2倍の方は、③の後ろの方で水しぶきを上げていた遊泳中の個体と岩の上で休んでいる4羽を一緒に捉えることができました。コ・ボーグの新しい楽しみ方を見つけられたような気がしましたので、投稿させていただきました。

<中川コメント>
コ・ボーグ36EDにフルサイズデジカメという異色の組み合わせです。私もソニーα7sやα7Rでクロップでよく使いますが、この軽さは実に魅力です。私はコ・ボーグ+フルサイズデジカメはありだと思います。ここまで軽快にかつシャープに撮れる望遠マクロレンズは他にはないと思います。なかなか天文ファンや野鳥ファンには受け入れられないコ・ボーグですが、実は望遠マクロに活路があるのではと感じています。ブログの掲載まで時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。 
DSC_4831.jpgDSC_4840.jpgDSC_4856.jpgDSC00575.jpg
コ・ボーグ36ED + M42延長筒S【4530】 + M42ヘリコイド【7842】 + M42ヘリコイドL【7841】 +M42延長筒M【4550】 + スリムフラットナー1.1×DG【7110】 + NIKON D810ボデー 撮影地:高橋是清記念公園 撮影日:07/02・DSC_4831.JPG:ISO-160 1/200 DX(APS-C)クロップから1500x1000に縮小 手持ち・DSC_4840.JPG:ISO-1400 1/200 DX(APS-C)クロップから1500x1000に縮小 手持ち DxO OpticsPro10でノイズ低減処理・DSC_4856.JPG:ISO-2000 1/500 FX(36x24mm)から50%縮小して1500x1000にクロップ 手持ち DxOOpticsPro10でノイズ低減処理 撮影者: 星川様(東京都)

<中川コメント>
トミーテック 中川様。父の日記念セールにて晴れてボーグユーザーとなりました星川です。その節はお世話になりました。

コ・ボーグはなかなかに手強く未だ悪戦苦闘しておりますが、ようやく少しずつですけど思い通りに使える様になってきたところです。正直最初は手ブレピンボケ露光ムラの嵐で何一つまともに撮れませんでした。露光ムラは植毛紙を貼ったら治りました。望遠鏡通の方には常識なのでしょうけど初心者は軽視しがちなところだと思うので敢えて書きました。

手ブレピンボケに関してはドロチューブの操作に馴染めていないからだと思っています。取り敢えず最短撮影距離を犠牲にしてドロチューブをヘリコイドLに換えることで対策しました。ファインダー像の揺れが少なくなるので不慣れな私にはこの方が扱いやすいです。外したドロチューブは当面マクロ撮影機材として活用しようと思ってます。

そんな訳でテストと練習で撮った写真を何枚かお送りします。近場の公園でのスナップになります。他の皆様と比べられると恥ずかしいレベルですが初心者の奮闘ぶりを感じていただければ幸いです。

余談ですが本来使う予定だったSONYのNEX-6は36EDが届いた直後に故障するという失態を見せてくれました。NIKONのフルサイズ機+コ・ボーグというあまり見かけない組み合わせになりましたが、これが以外と扱いやすく結果オーライです。

<中川コメント>
この星川様の作例もフルサイズデジカメのクロップの作例です。このことは市販の200mm前後の望遠レンズで軽くてシャープなレンズが存在しないということも物語っています。いわゆる空白地帯なのです。そこにコ・ボーグがどうもはまるようです。現在開発中の55FL+0.8×レデューサーは最初からフルサイズ対応なので、恐らく「世界最強の200mmレンズ」になるかと思います。ご期待下さい。本ブログへの掲載が遅くなりましたことをお詫びいたします。

P.S.昨日の引き伸ばしレンズのセールの残は4台です。今なら週末にお届けできます。お振込も明日30日お振込までなら週末着間に合わせます。ぜひこの機会をご利用ください。また、弊社の夏休みは8/8~8/16の9日間です。その意味でもお早目のご発注が吉です。

P.S.2 入荷情報です。M42ヘリコイドシステムのかなめ、【7844】が入荷してきました。SWATのブログで71FLによる月面写真が懐かしいエピソード付で紹介されました。こちらから。 開催中の星の写真展は4K画像が好評のようです。ここのところ、パナソニックのデジカメに急速に惹かれている自分ですが、8月発売のGX8も買ってしまいそうで怖いです。4Kははまります。36EDも再セールのご要望が多いので検討中です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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