BORG WORLD 画像作例集

IMGP1438-海棠2Lニッコール105mm.jpg
青柳陽一先生の引伸ばしレンズシステムで撮影した海棠(カイドウ) K-3+ELニッコール105mm 撮影:青柳陽一先生 
<青柳先生のコメント>海棠は桃の花より美しい緋色でした。
<中川コメント>海棠という花も初めて知りました。青柳先生のお陰で花にも詳しくなり、引き伸ばしレンズの描写の違いにも詳しくなりました。有難いことです。_AOY8323-ニッコール105mm2L.jpg
青柳陽一先生の引伸ばしレンズシステム K-3+5002+7841+7844+ELニッコール105mm 撮影:青柳陽一先生 
<中川コメント>古い引伸ばしレンズも青柳先生の腕とM42システムで見事に蘇りました。IMGP1457-ひとり静2Lロゴダン80mm.jpg
青柳陽一先生の引伸ばしレンズシステムで撮影した一人静 K-3+ロダゴン80mm 撮影:青柳陽一先生
<青柳先生のコメント>特に珍しい花は「ひとり静」で、なかなか見つからない。ひっそりと咲く花だそうです。
<中川コメント>この花が一人静ということも初めて知りました。青柳先生と引伸ばしレンズにかかると、世の中にこんな花があったのかという美しい一面を知ることが出来ます。水滴の光条もこのレンズならではです。_AOY8357-Rogodan80mm helicoid.jpg
青柳陽一先生の引伸ばしレンズシステム K-3+ロダゴン80mm 撮影:青柳陽一先生
<中川コメント>一人静を撮影したロダゴンのシステムです。後方は液晶フードです。IMGP1449-山吹草2Lベセラー135mm.jpg
青柳陽一先生の引伸ばしレンズシステムで撮影した山吹草 K-3+べセラー135mm 撮影:青柳陽一先生
<青柳先生のコメント>山吹草は、普通の山吹より更に黄色の色彩が鮮明、花弁が山吹5枚に対し山吹草は4枚です。 
<中川コメント>これがべセラーの味なのでしょうか?引伸ばしレンズの醍醐味ですね。
_AOY8358-with name beslar135mm.jpg
青柳陽一先生の引伸ばしレンズシステム K-3+べセラー135mm 撮影:青柳陽一先生 
<中川コメント>焦点距離が135mmもあると光路長に余裕があるので、一眼レフでもM42システムを重ねて簡単に無限遠を出すことが出来ます。 

<青柳陽一先生のコメント>
引き伸ばしレンズでの作例です。 ロゴダン80mm、ニッコール105mm、 ベセラー135㎜で、当地梁川町栗生、椎茸山の花々を撮影しました。今回は絞って撮影しましたが、引き伸ばしレンズはその目的通り、相当に素晴らしい描写力を魅せてくれました。トミーテック・オアシスのヘリコイド各種と夫々の口径ADPが在ればこそ、可能となった引き伸ばしレンズでの作例です。

<共通撮影データ>
トキストロボ400WS 3灯使用、後方から私独自のスポット光線で水玉に、ストロボ光線を当てています。カメラは、ペンタックスK-3,絞りはF11 前後で撮影。トミーテック・オアシスのMADPを組み合わせインフを出し、全てに、接写リングをかませてクローズアップに対応しました。ISO400、X接点の1/180,メーンライトは自製のカポック製バウンスボードで反射させています。色温度はマニュアル、CBLでホワイトバランスを調整しRGB調で撮影しましたので、ポジフィルム撮影の感じを出しました。

<中川コメント>
大写真家の青柳陽一先生のご好意により、作例の掲載の許可をいただきました。誠にありがとうございます。作例画像も機材の画像もフィルム時代と同じく、1枚1枚丁寧に魂を込めて撮影されていることが伝わってきます。さすがは長年一線で活躍されているプロカメラマンです。それにしても、どの作例もM42システムにより、引伸ばしレンズが新しい居場所を得て喜んでいることが分かります。どのレンズも光を通してナンボの世界です。青柳先生がその大事なことを教えてくれた気がします。ご好意に深く感謝いたします。

虫BORG36ED_01ヤブキリ幼虫.jpg
ヤブキリ幼虫 36ED+EPL3ボデー iso200,1/1000s,リサイズ+シャープ処理 撮影:丸山健一郎様
虫BORG36ED_03ツマキチョウ.jpg
ツマキチョウ 36ED+EPL3ボデー iso400,1/500s,トリミング+シャープ処理 撮影者:丸山健一郎様 虫BORG36ED_04ベニシジミ.jpg
ベニシジミ 36ED+EPL3ボデー iso200,1/250s,トリミング+シャープ処理 撮影者:丸山健一郎様 20140427撮影機材.jpg
【撮影データ】:BORG36ED対物レンズ+M42接写リング+【7524】+M57ヘリコイドL2【7861】+【7205】+【7000】+【5005】+他社製EF→m3/4マウントアダプタ+オリンパスE-PL3ボデー 撮影者:丸山健一郎様

<撮影者のコメント>
中川様、スタッフの皆様へ。やっと念願のBORG36EDを入手しました。M57ヘリコイドとミニミニドローチューブを鏡筒にしたら、昆虫や小動物、野草なんかも撮影できる組み合わせになりましたので、虫ボーグを楽しみに4月末の野山へ出かけました。マイクロフォーサーズに付けると400mm相当の超望遠マクロ撮影が楽しめます。ピントも構図合わせも三脚がないと厳しいのですが、1mくらいの距離から小さな虫を撮影できるので、自然な仕草が記録できますね。撮影場所は、奈良県橿原市「万葉の森」および「藤原京跡」です。 
♪K-mal's-HP  http://www.geocities.jp/kmaljp/
♪【認定】NPO大阪自然史センター http://www.omnh.net/npo/

<中川コメント>
おお、虫ボーグですね。36EDを購入された方の評価は非常に高く嬉しく思います。丸山さんは古くからのボーグユーザーで36EDを買い増しされたわけです。36EDはこのパターンで購入される方が多く、ボーグを分かっている方は「よくぞ開発してくれた!」となるわけですが、これからボーグを始めよう!という人にはどうもスペック不足で物足りないと感じるようです。その辺をどう攻略するのか?知恵が試されるところです。
sode36bs.jpg
カワセミ コ・ボーグ36ED+スリムフラットナー1.1倍+PENTAX K5IIボデー トリミング 撮影:袖山様

<撮影者のコメント>
こんにちは中川さん、暖かくなり木々の緑が濃くなってきましたね。先日、コ・ボーグ36EDで撮った画像です。被写界深度がかなりあるので、マニュアルフォーカスでもいけます。なかなか購入出来ませんが、今後の新製品も期待してます。

<中川コメント>
これもコ・ボーグ36EDの作品です。コ・ボーグ応援団最高です。GW中の行楽日和の小旅行のお伴に最適なレンズだと思います。軽い気持ちで持参して、旅先で思わぬ出会いがあって、コ・ボーグで期待以上のシャープな画像をモノにする。コ・ボーグがあってよかった。なければ後悔のGWになるところだった!そんなシナリオが浮かびます。
50mmF2[1].8(番外編2 Jupiter9撮影).jpg
桜 Jupiter9 85mm F2.0(ロシアンレンズ) +M42ヘリコイド【7842】+M42P1→M49.8AD【7843】+カメラマウント フジX-pro1用【5016】+フジX-E1ボデー 撮影:中西直樹様Jupiter9 85mm F2[1].0(X-E1).JPG
今回の機材:Jupiter9 85mm F2.0(ロシアンレンズ) +M42ヘリコイド【7842】+M42P1→M49.8AD【7843】+カメラマウント フジX-pro1用【5016】+フジX-E1ボデー 撮影:中西直樹様

<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。引き伸ばしレンズ 50mm F2.8 レポート第4弾 M42レンズ 番外編です。ただ番外編なので、今回は引き伸ばしレンズ 50mm F2.8は登場しません。すいません。今回のテーマは、Borg M42システムと、M42レンズとの組み合わせです。引き伸ばしレンズとの比較等も含めてレポートしたいと思います。

少し前になりますが、M42レンズに、はまったことがあります。ちょっと怪しいロシアンレンズや、さらに怪しい生産国もよく分からないレンズ、そして国産の古いレンズを色々購入し、EOS10Dにマウントアダプタを付けて、遊んでいました。と言いつつ、結構真面目に撮影して、コンテストで色々賞もいただいた思い出のレンズたちです(笑)

私の手持ちのM42レンズは、Borgの引き伸ばしレンズと違って、正直シャープとは言えません。しかし、それぞれ個性的な描写で楽しいものがありました。ただし中には個性を通り越して、まともに写らないものもあり、購入して失敗したものもあります(泣)ある意味、引き伸ばしレンズとは別のジャンルと言えますが、BorgのM42システムが使えるという点では一致するものがあります。特に、M42のピッチも同じなので、そのままヘリコイドに取り付けることができるのは大きな利点です。

このJupiter9というロシアンレンズは最近人気がでているようで、数年前に購入した時の数倍の価格に高騰してるようです。(同じくBorgの引き伸ばしレンズも、将来プレミアが付くかも?!)このレンズは、開放だと独特な描写をします。ソフトフォーカスに近いとも言えますが、他にないイメージで結構気に入っていました。ただし、最短撮影距離が長いのが欠点でした。しかし、Borg M42システム + ミラーレスで、このレンズが生き返りました!M42レンズ本体のヘリコイドに加えて、Borgのヘリコイドが同時に使えるからです。

つまり、大昔のM42レンズでも、無限遠からマクロまで組み換え無しに使用できるようになります!(画質は未知数ですが・・・)
これは、結構面白いです。引き伸ばしレンズをお持ちの方々だけでなく、M42レンズをお持ちの方々にも、BorgのM42システムをぜひ使用していただきたいと思います(このような使い方は、まだあんまり認知されていない?)

安価なM42レンズ(Borg引き伸ばしレンズの予算を残す必要があるので(笑))と、BorgM42システムの融合も楽しい世界です(Borgと違い、はずれも結構あるので、ちょっと怪しく危険ですが・・・)このように、Borg M42システムは、引き伸ばしレンズだけではなく、M42レンズ群を使用するプラットフォームとしても非常にお勧めです。以上、よろしくお願いします。

<中川コメント>
実はBORGのM42システムの魅力はヘリコイドだけではないのです。M42パーツが非常に豊富にラインナップされている、そのシステムの多様性が最大の魅力なのです。中西さんはそこに気付いたわけですが、まだまだその辺は弊社のアピール不足で市場に認知されているとはいえません。実はここまでかゆいところに手が届くM42システムを有しているメーカーは世界中探してもないですよ!IMG_0617.JPG
M13球状星団 カメラ:キャノンEOS60Daボデー レンズ:ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG【7885】 赤道儀:タカハシスペースボーイ ISO1600、露出301秒、コンポジットなし、トリミングあり 撮影日:2014年4月28日 撮影者:大滝敬貴様 撮影地:北海道新ひだか町
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M27惑星状星雲 カメラ:キャノンEOS60Daボデー レンズ:ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG【7885】 赤道儀:タカハシスペースボーイ ISO1600、露出301秒、コンポジットなし、トリミングあり 撮影日:2014年4月29日 撮影者:大滝敬貴様 撮影地:北海道新ひだか町
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M4付近 カメラ:キャノンEOS60Daボデー レンズ:ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG【7885】 赤道儀:タカハシスペースボーイ ISO1600、露出301秒、コンポジットなし、トリミングあり 撮影日:2014年4月29日 撮影者:大滝敬貴様 撮影地:北海道新ひだか町IMG_0631.JPG
M20散光星雲 カメラ:キャノンEOS60Daボデー レンズ:ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG【7885】 赤道儀:タカハシスペースボーイ ISO1600、露出301秒、コンポジットなし、トリミングあり 撮影日:2014年4月29日 撮影者:大滝敬貴様 撮影地:北海道新ひだか町

<撮影者のコメント>
GWで北海道に帰省したので早速ミニボーグを持って出動しました。いつもと変わらぬすばらしい星空がありますが、人間の方は衰えてきていて、視力の低下によりピント合わせに苦労するようになってきました。空気いす状態での構図合わせもしんどいです。でもこれだけ写れば文句も言えません。春の銀河もいくつか撮影しましたが、ちょっと不満の残るできだったので、今夜再チャレンジします。

<中川コメント>
今日の投稿画像の最後は天体です。60EDで凄く良く写っています。これだけ写れば満足度が高いと思います。最近、天体の投稿が減ってきていますが、その中で大滝様は貴重な投稿者です。他の方は、恐らく最近天体以外の投稿が多い現状の中で天体画像を投稿しずらい雰囲気があるのではないか?と推測していますが、その辺は天体以外の投稿者には見られない配慮です。実際、遠慮など不要なのですが、どうも長年この仕事をしているそういう雰囲気を感じます。要は「これだけ撮れたから載せてよ」「BORGが楽しいから面白いから多くの人に見てもらいたい」「情報を自分だけの中にとどめておくのはもったいない、他の人の役に立ちたい」という想いが重要なのです。ぜひ、他の天体ファンの方も積極的な投稿をお待ちしています。「君たちは知らないかもしれないが、BORGは天体望遠鏡で、こんな素晴らしい天体写真が撮れるんだぞ」というような気迫あふれる投稿を期待します。

P.S.というわけで、今日も続々と投稿画像が届き、どれもすぐに広く情報発信すべき内容と判断したので、掲載を最優先しました。しかも今日はGW中とは思えない忙しさで、電話、FAX、メールがばんばん入っていて、なかなか本来の業務に集中できません。普通の水曜日よりも忙しく、「GW中もBORG売れているな」という実感を持ちました。これ事態は有難い事なのですが、結論としては明日も休日出勤となりました。

P.S.2 というわけで、明日こそ本来の情報発信をと考えていますので、各方面のご協力をお願いできれば幸いです。今日で4月も終わりですが、消費税増税の影響はかなりありましたが、それを考慮した売上計画はお陰様で達成しました。さらには、5月分をかなり前倒しでご予約が入っておりますので、すでに増税の影響からは脱した感があります。特にここのところの業務用レンズの特需の動きをみていると、景気自体が回復基調にあると思われます。業務用があまりに注文が来ると一般ユーザーの方に回る分が削られることになりますので、この夏のボーナスにお考えの方は、早めに動いたほうがよろしいかと思います。

P.S.3 そういえば、今日いただいた電話で、今日の疲れが吹き飛ぶような嬉しい内容の電話があったので、ご紹介します。その方は、手持ちの超望遠レンズの写りに不満で、検索したらBORGを見つけた。ただ、MFが不安でAF化できないか調べたら、玉抜きAFをしてくれる人をフィールドで紹介された。そこで89EDを買ってAFボーグを試したら、これが大満足な写りだったそうで、凄く感謝されました。この電話だけでも「休日出勤して良かった!」と思いました。こういうことがあると「生きてて良かった!BORGやってて良かった!」となりますね。その玉抜きAFを受けてくださる方も誰か分からないのですが、やりがいを感じておられると思います。とにかく最近、重くて移動が大変な超望遠レンズを抱えて悩んでいる方からの相談が非常に多いです。BORGが、そういったお困りの方に役に立てるということは嬉しい限りです。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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