BORG WORLD 画像作例集

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今回の撮影機材:36ED+絞りM42P1【9421】1.4倍テレコンバーターGR【7215】+EOS50Dボデー 撮影者:中西直樹様
<撮影者のコメント>
これまでBORGをご使用になっておられない方は、先日のレポート時の機材写真をご覧いただいて、ちょっと長くてカメラバッグに入らないのではと思われた方もおられたかもしれません。確かに私のリュックタイプのバッグにも、そのままでは、ぎりぎり入りませんでした。

しかし、Borgは、写真にあるように、簡単に2つに分かれて、非常にコンパクトになります。そして、対物側と合体させるのも、まさに一瞬で、いつでもどこでもOKです。分離さえすれば、自分のリュックタイプのカメラバッグに、67FL+0.7DGT+5DMarkⅡと36ED+1.4GR+50Dが全て収まりました。

この分離できるというBorgだけの特権は、別のメリットもあります。この時期は、湿度が高く、レンズのカビに注意する必要があります。(今年は早く梅雨が明けましたが、夏は基本的に湿度が高いので・・・)Borgは対物レンズだけがはずせるので、カメラレンズ用の小さな防湿庫にも入れられるという大きなメリットがあります。他社の望遠鏡の場合、比較的小さな口径でも、意外と長いので一般的な縦形の防湿庫には入りません。大事な愛機なので、大切に保管してあげたいですよね!
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36ED+絞りM42P1【9421】(絞り開放)+1.4倍テレコンバーターGR【7215】+EOS50Dボデー ノートリミング 撮影者:中西直樹様
<撮影者のコメント>
まずは、絞り開放の画像です。APS-Cだと、周辺部が流れているのが分かります。とはいえ、先日の睡蓮のレポートでも、絞り開放を多用して撮影していますが、実際の風景画像では、ほとんど問題にならないと思ってよいと思います。もし気になる場合は、少しだけトリミングすればOKだと思います。

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36ED+絞りM42P1【9421】(15ミリに絞る)+1.4倍テレコンバーターGR【7215】+EOS50Dボデー ノートリミング 撮影者:中西直樹様
<撮影者のコメント>
次に絞りを15mmに絞った画像です。暗くて感度を上げているので見苦しいですが・・・。しかし、周辺部まで、きちんと解像しているのが、お分かりいただけるかと思います。このような、フラットな面で全面にピントが要求される際でも、少し絞ることによって対応できます。

<中西レポート>
36EDレポート第11弾 1.4倍テレコンバーターGR テスト編(APS-C)です。

フラットな風景ではAPC-Cで周辺部が少しだけ流れると先日レポートしましたが、具体的に、どれくらいのものか、実際にテスト画像でお見せいたします。100m弱離れた、垂直に近い山(崖?)を試写しました。テスト画像は、リサイズのみで、もちろんノートリミングです。

尚、当日は、もやがあって光線状態も常に変化していました。感度を上げてノイズも多く、光も悪く発色も悪いので、あくまで周辺像の変化のみ見てください。作例に関しては先日の睡蓮の作品をご覧いただければ幸いです。

上記の結果から、絞り開放でも、ほぼ問題はないが、作品の自由度を高めるためにもできるだけ、絞りを装着しておいたほうがよいと思います。以上、よろしくお願いします。  

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対物側から絞りM42P1【9421】を覗く。12枚羽根なのでほぼ円形の美しい形状をしています。

<中川コメント>
今回の中西さんのレポートは、掲載のタイミングが遅れてしまいましたが、36ED+1.4倍テレコンバーターGR【7215】の相性がなかなか良いですよ、というレポートと絞りM42P1【9421】も有効ですよ、というレポートです。すでに【7215】も【9421】もお持ちの方は、36ED対物レンズだけ(+接続パーツ)購入すればOKです。9月末発売予定の36ED対物レンズは、納期が早まり、来週入荷予定ですので、ご予約をお受けいたします。販売店及び直販からお申込ください。 

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コ・ボーグ36ED絞りM42P1【9421】+1.1倍フラットナー(試作品)+ペンタックスK5IIsボデー 撮影:中川昇 撮影地:飛鳥 
<中川コメント>
 雨の日でも36EDならいくらでも写すものがあります。36ED対物レンズのみの発売も来週の予定です。

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コ・ボーグ36ED絞りM42P1【9421】+1.1倍フラットナー(試作品)+ペンタックスK5IIsボデー 撮影:中川昇 撮影地:飛鳥 
<中川コメント>
天体望遠鏡なのにマクロ的な使い方も出来るのが36EDの強みのひとつです。 

IMGP0874s.jpg コ・ボーグ36ED絞りM42P1【9421】+1.1倍フラットナー(試作品)+ペンタックスK5IIsボデー 撮影:中川昇 撮影地:飛鳥
<中川コメント>
今年の猛暑の象徴、ゲリラ豪雨。この気象現象も36EDにかかると芸術作品となります。1/8000秒の高速シャッターで連写すると水滴が生きものになります。
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今回の撮影機材:コ・ボーグ36ED絞りM42P1【9421】+1.1倍フラットナー(試作品)+ペンタックスK5IIsボデー 撮影:中川昇
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 コ・ボーグ36ED望遠レンズセット(WH)【6236】の付属品5点(奥左から【2036】【4565】【7843】、手前左から【4520】【4530】

<中川コメント>
フラットナーの発売を待たずとも、【7215】【7214】【7885】【7108】等の既存の補正レンズで、ある程度は周辺の像は補正されますので、すでに該当する補正レンズをお持ちの方は、36ED対物レンズのみを購入すれば、すぐに楽しめます。発売が早まりましたので、すぐに予約可能です。この万能レンズが見せてくれる新しい境地を体験してみてください。とりあえず、9月8日夕方の月・土星・金星の接近の撮影に使えるかもしれません。

P.S.かなりのBORG製品が品薄、品切れ状態です。納期にご注意ください。今週は非常に来客が多く、そちらの方も多忙です。今日も某大手カメラメーカーさんのご訪問があり、今後の方向性についての打ち合わせを行いました。なかなか面白い方向に向かいそうです。明日は、いよいよ2014年の真打の新製品の本格的な打ち合わせに入ります。よって明日のブログの更新はない予定です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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