アオバズク BORG71FL+ニコン1J1ボデー 撮影:トミーテック写真同好会栃木支部S
コヨシキリ BORG71FL+ニコン1J1ボデー 撮影:トミーテック写真同好会栃木支部S
ミソサザイ BORG71FL+ニコン1J1ボデー 撮影:トミーテック写真同好会栃木支部S
今回の撮影機材:BORG71FL+ニコン1J1ボデー 撮影:トミーテック写真同好会栃木支部S
<撮影者のコメント>
71FLで撮影した画像を添付します。5月~6月はBORGが大活躍でした。特に野山を歩きながらの撮影では改めてBORGの「軽さ」を実感しました。画像はコヨシキリ、ミソサザイ、アオバズク、になります。いずれもBORG71FL+ニコン1J1で撮影しました。お忙しいところ恐縮ですがお願いいたします。
<中川コメント>
前回や前々回の作例でも新鮮な驚きがありましたが、今回の作例も実に見事で、作者のセンスの良さを褒めざるを得ません。社内にこんな逸材が居るとはトミーテックも捨てたものではありません。栃木恐るべしです。この作品をみると、背景も含めて作品と呼ぶのだということがよく分かります。脱帽です。
カワセミ親子(給餌) BORG71FL(80Φ)+M75絞り【7075】+K5ボデー 撮影:笠井高明様 2013/06/25
カワセミ親子(給餌) BORG71FL(80Φ)+M75絞り【7075】+K5ボデー 撮影:笠井高明様 2013/06/25
カワセミ給餌 BORG71FL(80Φ)+M75絞り【7075】+K5ボデー 撮影:笠井高明様 2013/06/25
<撮影者のコメント>
師匠の居ぬ間に洗濯と言うことで、池で4羽の雛とカワセミ夫婦が給餌で狭い池を飛び廻っている姿を激写してきました。傍の川にも分散して川デビューした2羽の雛がいて、親鳥は池と交互に行き来して夫婦で子育て奮闘中です。池は狭いこともあり親が給餌に来ると隠れていた空腹の雛が集まります。
週末あたりには盛大な「雛祭り」も楽しめそうですが、川へ池から移動する時期によって撮影場所も変わってくるので撮影仲間の連絡網を駆使して情報収集中です。今日も出勤前に池に行って撮影してきました。杭に止まった雌カワセミに雄が魚を咥えて飛んで行って目の前でホバったシーン、ホバ等も撮影でき充実した1時間半を過ごしました。すべてBORG71FL直焦点撮影で当然マニュアルフォーカス置きピン撮影です。カワセミ撮影は撮影場所を選べば、置きピン撮影で80%以上のシーンが撮影できるようです。
<中川コメント>
MFでお世話になっている笠井さんの作品第一弾です。名場面の量産ですね。うらやましいです。笠井さんのマニュアルフォーカス置きピン主義は私も賛成です。よく「BORGではトビモノは撮れないよ」とおっしゃる方がおられますが、私から言わせればそんなことはなく、むしろマニュアルフォーカスの方が、慣れれば簡単確実に捉えることが可能です。要はカワセミの生態に精通し、よく考えて、ツボを押さえて撮影することがポイントなのです。つまり、人間力が試されるというわけです。趣味の王道ですね。
カワセミ親子 BORG71FL(80Φ)+M75絞り【7075】+K5ボデー 撮影:笠井高明様 2013/06/28 ※背景の二線ボケは金網越しの撮影によるものです。
カワセミ交尾 BORG71FL(80Φ)+M75絞り【7075】+K5ボデー 撮影:笠井高明様 2013/06/28 ※背景の二線ボケは金網越しの撮影によるものです。
カワセミ親子 BORG71FL(80Φ)+M75絞り【7075】+K5ボデー 撮影:笠井高明様 2013/06/28
<撮影者のコメント>
中川さま。先週は通勤前に早起きし、池に日参し、1時間半位デジボーグ撮影を楽しみました。カワセミ撮影を始め4年弱ですが、これまで撮影でお目にかかったことが無いようなシーンに遭遇し撮影枚数が多く整理するのが大変と嬉しい悲鳴です。「早起きは3文の得」というような事って起こるんですね。そして気が付いたのは、カワセミ撮影は80%以上「マニュアルフォーカス置きピン撮影」で可能だと言うことです。
じゃあ、残る20%は?と突っ込みが入りそうですが、前に飛び出す飛翔はシャッターを素早く飛び出しと同時に切ってもフォーカスが被写界深度内に入るものが1枚あれば良いほうで大変難しいです。あとは突然気が付いたホバリングはレンズを向けてフォーカスを合わせているうちに終わってしまうことが多いですね。
<中川コメント>
MFでお世話になっている笠井さんの作品第二弾です。今回も「マニュアルフォーカス置きピン撮影説」を力説されていますが、まさにその通りだと思います。最初からマニュアルフォーカスはダメだと諦めている方は、視点を変えてチャレンジしてみると、意外と撮れるじゃん!と見方が変わるかもしれません。何事もチャレンジです。ボーグは絞りが用意されているので、被写界深度はコントロールできるのです。BORGならトビモノも止まりモノも高解像度で撮れます。慣れなのです。慣れるということは、日々技術が向上するということです。このことの意味は、人生の酸いも甘いも噛み分けたあなたならよく分かると思います。そう、いくつになっても進歩するということはとても嬉しいことなのです。
とはいえ、AFの魅力も捨てがたいものがあります。場面と機材と環境により、AFとMFを使い分けることが重要かと思います。
P.S.昨日、あるコミックを読んでいたら、「満つれば欠けるが道理」という言葉を見つけました。これは実に深い言葉です。要は満月になれば、あとは欠けるのみ、ということで、つまり、一度満足してしまうとあとは下るだけだという教えです。我々が満月に特別の思いを抱くのは、あとは欠けていくのみという、はかなさを感じているからかもしれません。満月を「望」というように、満ち足りれば全てOKと考えがちですが、実際には満ち足りた瞬間に将来への希望がなくなるものです。そういう意味では、デジボーグでなかなか終着点が見えない状況が続くことは、あなたにとって幸せな状況といえるかもしれません。AFのカメラレンズであっさりと目指す写真が撮れてしまったら、その趣味はそこでジエンドかもしれません。あなたならどちらを選びますか?今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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