BORG WORLD 画像作例集
2013年1月24日 15:50 89ED,修理・メンテナンス

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 ■BORG89ED(BK)+BU-1セット[6189]  NEW
<中川コメント:89ED使用上の注意点1>
撮り手を選ぶレンズ。これが89EDの偽らざる印象です。その意味は・・・。正直、歩留まりは77EDⅡ、71FL、50FL等と比較すると良いとはいえません。浅い被写界深度、ピント合わせがシビア、ぶれやすい焦点距離、どれをとっても手ごわい壁です。でも、その壁を超えた向こう側には、未体験ゾーンが広がっています。ハチキューに目を付けたあなたなら、その壁を越える能力をお持ちです。大丈夫、一緒に乗り越えましょう。 DSC06284stmj.jpg

 ■BORG89ED(BK)+BU-1セット[6189]  NEW
<中川コメント:89ED使用上の注意点2>
89EDの壁を乗り越えるにはどうしたらいいのでしょうか?1つめの被写界深度が浅いという問題は、絞りM75【7075】の併用で、かなり解消します。現在、絞りM75【7075】は品切れ中で予約受付中ですが、すでに50台以上のバックオーダーが溜まっています。この絞りは完全円形絞りのため、背景のボケ味は最高です。像の切れ味も良くなります。

DSC06187smj.jpg BORG89ED(WH)望遠レンズセットA 【6188】 NEW 
<中川コメント:89ED使用上の注意点3>
89EDの壁を乗り越えるにはどうしたらいいのでしょうか?2つめのピント合わせのシビアさという問題には、MMF-1【9857】の併用が有効な打開策です。これにより、真のピント合わせとはこういうものだったんだ、と気が付くと思います。今まではきちんとピントを追い込んだつもりでも実は追い込みが足りなかったのだと気が付くことでしょう。DSC06132stmj.jpg 
BORG89ED対物レンズ(BK)  NEW
BORG89ED対物レンズ(WH)  NEW
<中川コメント:89ED使用上の注意点4>
最後のブレの問題は、複合的な要素があるので、有効な解決策はすぐには見つからないかもしれません。こればかりは、場数を踏んで慣れるしかない部分もあります。ただ、慣れというものは恐ろしいもので、いつのまにか自分のものになっているものです。弊社では、今後も89EDの使いこなしのポイントを解説していきたいと思います。

<BORG89ED使用上の注意>
上記とダブる部分もありますが、製品に同封している注意文をそのまま掲載します。

◎システムについて本製品のシステムは複雑多岐に渡っており、とても掲載しきれません。最新の情報は、ボーグHPのシステムチャートやブログに随時掲載しておりますので、そちらを参照ください。
◎ピントが合わない場合基本的にはパーツの組み合わせを変えれば、必ず合うようになります。パーツを追加するのか?外すのか?の判断は、デジカメを宙に浮かせて、鏡筒に近づけたり遠ざけたりしながらテストすると分かりやすいです。「遠くにあわせるには全長を短く、近くにあわせるは全長を長くする」が原則です。
◎レンズについて本製品はEDレンズを採用しています。マルチコートを施してあるので、通常の使用時には問題ありませんが、強くこすると傷が付く事がありますので、ご注意ください。また、89㎜と大きいので外気温の影響を受けやすいので、温度差が大きい場合は、事前に外気に十分に馴染ませてからご使用ください。
◎レデューサーについて本製品に合うレデューサーは、マルチレデューサー0.7×DGT7870をおすすめします。詳細はボーグHPの「89EDシステムチャート」等を参照ください。
◎内面反射について本製品で逆光等で撮影すると、画面が白っぽく写ることがあります。これは内面反射によるものです。別売の植毛紙【5020】等を延長筒等の内側に両面テープ等で貼っていただくと、見違える程写りがよくなることがあります。確認方法は、カメラ側から覗いて、光っている場所がないかで判断できます。
◎フィルターについて対物前キャップ82mmフィルターが装着できますが、太陽撮影用のD5フィルター【9582以外のフィルターの装着は、写りに悪影響が出る可能性があるので、おすすめしません。特にノーブランドの超特価のフィルターは品質が粗悪なのでボーグの性能が出ません。絶対に使用しないで下さい。
◎絞りM757075】について:お手持ちの絞りM75707589EDのネジの相性が悪く途中までしかネジが入らない場合があります。弊社にお送りいただければ、無償で修正いたします。
◎フードについて:フードを外す場合は、対物レンズの落下にご注意ください。落下を防ぐには、手順があります。ボーグHPの「89ED対物レンズフードの交換方法」のファイルを参照ください。
◎デジカメについて:89EDの高解像度を最大限に生かすにはいわゆるローパスレスタイプの高解像度のデジカメが必要です。ミラーレス一眼のオリンパスPENシリーズやフジXシリーズが特にお勧めです。
◎シャッターぶれについて89EDの高解像度をフルに生かすにはブレも厳禁です。丈夫な雲台、三脚はもちろんシャッターブレにも注意して下さい。その点、ミラーレス一眼は有利です。
◎ネジについて:事前に弊社で全品レンズテストを行う関係で鏡筒側のネジ等に微小なキズがある場合がありますが、ご了承ください。

P.S.すでにHPに掲載済で89EDの初回の商品の中に入っている89EDのシステムチャートに品番の間違いがありましたので、修正して再掲載しました。【7075】が【7057】になっていたり、【2588】が【2188】になっていたりと、品番の誤記が数ヵ所ありました。さらには、一部延長筒に抜けがあったりと今回は間違いが多くすいません。このたびは、ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ありません。最新版(61886189)と差し替えていただければ幸いです。

P.S.2 もうひとつ、お詫びです。BORG89ED+BU-1セット【6189】に付属の80ΦL100mm黒鏡筒【7101】の中に植毛紙を貼付し忘れた固体が出ています。大変恐縮ですが、お手元に届いた【7101】の鏡筒内に植毛紙が貼付されていない方は弊社にご連絡をください。植毛紙を説明書付ですぐに無料で送付いたします。ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ありません。

P.S.3 今日もとんでもない忙しさで参りました。CP+関連の業務が凄い量です。過去22年のBORGライフの中でも最多忙状態かもしれません。恐縮ですが、出来るだけ販売店をご利用ください。CP+搬入の1月30日(水)~搬出の2月3日(日)まで、BORGの通常業務はほぼストップします。ご了承ください。

P.S.4 というわけで、BORG89EDの初回分40台は今日までに全て旅立ちました。明日が発売日です。うまく使いこなしていただき、心の豊かさと精神的充実をつかんでいただければ幸いです。弊社は全力でサポートいたします。

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