BORG WORLD 画像作例集

1024-IMG_9760.jpg

「晩秋の鹿角平(北天)」 90秒 F3.2 ISO:1600 Canon EOS Kiss X3 SIGMA 10mm F2.8  FISHEYE アングルプレート35Ⅱ+ナノトラッカー 恒星追尾 撮影:山内壮介様
<中川コメント>超広角レンズをうまく使われています。ナノトラが一番得意とする撮影手法です。  1024-IMG_9754.jpg

 「もうすぐ冬(名残の紅葉と冬の星座)」 60秒 F2.8(開放) ISO:1600 Canon EOS Kiss X3 SIGMA 10mm F2.8  FISHEYE アングルプレート35Ⅱ+ナノトラッカー 恒星追尾 撮影:山内壮介様
<中川コメント>前景の入れ方がさすがです。明るい星は木星です。上下が逆さになっています。アングルプレートのお陰で構図に自由度が生まれました。

1024-IMG_9764.jpg

 「星屑ワゴン」 60秒 F2.8(開放) ISO:1600 Canon EOS Kiss X3 SIGMA 10mm F2.8  FISHEYE アングルプレート35Ⅱ+ナノトラッカー 恒星追尾  撮影:山内壮介様
<中川コメント>これは山内さんの抜群のセンスのなせる作品ですね。オリオン座がフロントウインドウに裏返しに写りこんでいます。良く見るとボンネットにもオリオンが・・・。明るい星は木星です。

1024-DSC05865.jpg <撮影者のコメント>
アングルプレート35Ⅱ+ナノトラッカー+雲台(パノラマヘッド)は一式は100円ショップで買った延長コードケースに入れて持ち歩いてます。雲台は別袋で、ヘクスキーとネジを一緒にいれてます。

1024-DSC05847.jpg

今回の撮影機材: Canon EOS Kiss X3 SIGMA 10mm F2.8  FISHEYE アングルプレート35Ⅱ+ナノトラッカー

<撮影者のコメント>
中川さんこんばんは。福島の山内です。

●アングルプレート
自立するのにも驚きましたが、軽さにも驚きました。カメラ三脚の長さで調整する手法にもちょいと驚きました(笑)。フィルム時代からの天文ファンなら、脚は水準器で水平出しをするのが常識でしたから。

まあ、フィルムの場合数十分以上のガイドが必要でしたから、デジタル・広角・高感度の固定撮影のプラスアルファ程度ならそこまでしなくていいのはわかってはいてもたとえポタ赤でお気楽追尾でも、きっちり極軸って思ってしまいますよね。実際このアングルプレートの下に微動ユニットつけてとか(^^;

このアングルプレート+ナノトラッカーの使ってみて、ちょっと撮り方が変わりました。 ベストアングルを求めて移動に躊躇しなくなりました。三脚固定ならよくやりますが、追尾となると前述のように極軸を合わせちゃうと移動するのも億劫になります。

北極星の見えない所(作例「もうすぐ冬」紅葉と冬の星座が半分づつ写っている写真)で、方位計と分度器で合わせて撮ったら、超広角ならこんなもんでもいけると判ったので(笑) ということで、写真を送ります。

<中川コメント>
山内さんも書かれている通り、アングルプレートは追尾撮影の概念を変えました。今までなら、一度合わせた極軸は極力動かさない。これが鉄板の常識でした。でもアングルプレートがあると、ほいほい赤道儀ごと移動出来ます。移動先でまた適当に極軸合わせをします。それでそこそこ写るのです。これは大きいです。ベストアングルを求めて躊躇しないということは、構図に自由度が生まれます。角度が決まっていることの信頼性。あとは方角のみ合わせればOK。これだけのことが撮影スタイルを変えたのです。 

機材2012-11-15-03.JPG

 光害地での撮影システム (宮本高浩様) ポラリエ+自由雲台+E-PL1+14-42+TOKAI NRF-JPN Filter(光害カットフィルター) ※ボーグのパーツが意外なところで活躍中。詳細はコメント欄参照

機材2012-11-15-01.JPG

 光害地での撮影システム(宮本高浩様) ポラリエ+自由雲台+E-PL1+14-42+TOKAI NRF-JPN Filter(光害カットフィルター) ※ボーグのパーツが意外なところで活躍中。詳細はコメント欄参照

オリオン座-M ZUIKO14-42→36+EPL1_ISO2000_60秒BL01.JPG

横浜でのオリオン座 E-PL1+14-42+TOKAI NRF-JPN Filter(光害カットフィルター) ISO2000、露出60秒、焦点距離35mm程度に調整、ポラリエで追尾 撮影:宮本高浩様

<撮影者のコメント>
トミーテック中川様。お世話になります。横浜の宮本です。デジタルカメラグランプリ2013撮影・編集補助用品部門金賞受賞!おめでとうございます。長年ボーグを使ってきた自分としても嬉しい限りです。

先日、お気軽度を向上させてオリンパスE-PL1と標準ズームレンズをポラリエに乗せて星空を撮影したのですが、やはり光害をどうにかしたいと考えて光害カットフィルターを取り付ける方法を模索していたのですが、持ち合わせのパーツでなんとか出来たのでご報告します。

機材構成ですが、順に■ミニボーグ50FLフード■TOKAI NRF-JPN Filter(光害カットフィルター)■デジタルカメラ用リングM57→M37AD[7403]■ステップダウンリング40.5mm-37mm■M.ZUIKO14-42EDズームレンズ■オリンパスE-PL1カメラボディーとなっております。

なによりも、[7403]がポイントですが、フィルター(52mm)に加えてフードまでも、取り付け可能ということで感動してしまいました。時々隣の家から光が漏れているので、フードも実は重要です。フィルターは、48mmのでもステップリング52-48mmさえあれば取り付け可能ですね。これは、あらゆるコンデジに対応できるということですよね。個人の主観にもよりますが、とてもカッコ良く見えます。こんなことが出来るなんてメチャメチャ楽しくて面白いです。さすがボーグですね。

<中川コメント>
BORG沼の住人、宮本さんのアイデア投稿です。【7403】とミニボーグ用のフードがポイントですね。こういうアイデアを最初に発見する人は偉いです。頭が柔らかい証拠です。ミニボーグの黒フード(マットブラック)だとさらにカッコイイと思います。近日発売予定です。

 DSC05832s.jpg

 オリオン大星雲 BORG45EDII + レデューサー0.85×DG【7885】 +ソニーNEX-5N ボデー+ ナノトラッカー + アングルプレート35II 露出30秒 ISO3200 撮影:BORGスタッフF 2012/11/13 日光いろは坂にて撮影
<中川コメント>衝撃のナノトラッカー直焦点シリーズの第2弾です。これまた十分な写りです。結局、ナノトラッカーで直焦点は無理だという説は俗説でした。臆せず、チャレンジしましょう! 

DSC05837s.jpg

カニ星雲 BORG45EDII + レデューサー0.85×DG【7885】 +ソニーNEX-5N ボデー+ ナノトラッカー + アングルプレート35II 露出30秒 ISO3200 撮影:BORGスタッフF 2012/11/13 日光いろは坂にて撮影
<中川コメント>何とナノトラでカニ星雲です。これが現実です。写るんです。今は。何事も否定せず、前向きに捉えましょう。自ずと道が開けます。

<撮影者のコメント>
オリオン座の大星雲は、北極星を見てアングルプレートの穴で極軸を合わせ、かに星雲は北の空が曇ってしまった後に三脚を蹴飛ばしてしまい、適当に極軸合わせをしています。今回も意外と簡単に撮影できてしまいました。

<中川総合コメント>
BORGスタッフFの直焦点3回目のチャレンジの作品です。前回の衝撃の77EDII+ナノトラによるM42の作品はこちら。いずれにしても、デジカメ全盛時代になり天体写真は意外と簡単に撮れるようになったので、気軽に挑戦してみてください。最大の敵は天気と先入観です。 ナノトラッカー + アングルプレート35IIがあれば、撮ることそのものはテクニックはさほど必要ではないのです。天体写真をいつまでも一部のマニアだけのものにしてはいけません。

P.S.先日羽田空港に行ったのは、大村カメラマン(航空機写真家)の取材現場を拝見し、お話をお伺いする目的だったのですが、実に参考になる興味深い話をいくつも聞くことができました。この方は、飛行機だけでなく天体も風景も幅広く撮影されている非常に柔軟なカメラマンの方で、アストロアーツさんが喉から手が出るほど欲しがるだろうという素晴らしい能力をお持ちの方でした。こういう異業種交流は大変ためになります。ビジネスのネタがそこらじゅうに転がっているという感じです。天体望遠鏡を売るのに天体業界だけ見ていてはダメなのです。シャープなレンズを生かす分野は至る所にあるわけで、そこにいかに早く気付けるか?がポイントなのです。ちなみに、羽田空港の展望デッキの網目はミニボーグなら余裕でくぐりぬける幅でした。

P.S.2 今日16日の夕方からは月面が写せるようになります。17日はしし座流星群、18日はNHKダーウインが来た!と嬉しいイベントが続きます。BORGを早く入手して、早くBORG沼に入沼することが幸せへの近道です。

P.S.3 以下、今晩の月面速報です。明日以降も楽しみです。 PB167119st.jpg

 月齢2 BORG89ED(直焦点)+BU-1+オリンパスE-PL5ボデー ISO200 トリミング 撮影:中川昇 2012/11/16 BENRO三脚+雲台(A3573FS6) 
<中川コメント>今日の夕方の月面です。600mm×2倍相当で1200mmF6.7です。さすがに解像感が抜群です。

PB167128st.jpg  地球照 BORG89ED(直焦点)+BU-1+オリンパスE-PL5ボデー ISO3200 トリミング 撮影:中川昇 2012/11/16 BENRO三脚+雲台(A3573FS6) 
<中川コメント>少し流れてしまいましたが、地球照と月の縁のクレーターがベイリービーズのように見えています。

PB167138s.jpg

今回の撮影機材:BORG89ED(直焦点)+BU-1+オリンパスE-P3ボデー BENRO三脚+雲台(A3573FS6)

<中川コメント>まずBORG89ED+BU-1+BENROの組み合わせですが、あまりにカッコイイです。この組み合わせは売れそうです。実際に月面に使用した感想は、「これを野鳥派の方だけが使っているのは実にもったいない。天体用にも十分使える」です。具体的には、振動の吸収性が良い、月面の導入・追尾が楽(揺り戻しが少ない)、安定感がある、お辞儀をしない、等々です。ピント合わせの最中もゆれが少なく、細かいピント合わせが快適に出来ます。価格も雲台と三脚のセットで標準価格で¥51,870(税込)と格安です。弊社でセット特価販売を検討中ですので、ご期待ください。BORGのお勧めです。

カテゴリー
バックナンバー
ページトップへ戻る