BORG WORLD 画像作例集

金星日面通過-出発BL06.JPG

撮影機材:左側の鏡筒は、動画撮影用で「ミニボーグ60ED+デジカメアイピースWA-18mm+ビデオカメラ(iVIS HF R21)」右側の鏡筒は、静止画撮影用で「ミニボーグ50FL+35ミリマルチフラットナー+オリンパスE-PL1」です。両方とも、バーダープラネタリウム社の「AstroSolar セーフティーフィルター」を取り付けての撮影です。また、「ポラリエ+ポラリエ雲台ベース」により自動追尾しました。

金星日面通過-第三接触寸前13時29分-P6065558.JPG

金星の日面通過 ミニボーグ50FL+35ミリマルチフラットナー+オリンパスE-PL1 撮影:宮本高浩様 撮影地:京都府梅小路公園

<撮影者のコメント>
 お世話になります。宮本です。金星日面通過および機材の画像を送らせていただきます。一週間前から天気予報を欠かさずみてましたが台風がきてから大分傾向が変わりましたね。当日6/6明け方に、天気予報を最終チェックした結果、西に移動することを決定しました。
天気予報を見ていますと名古屋あたりで晴れる可能性が高くなる感じがしましたが、さらに確実な京都に行ってしまいました。
事前にカミさんに金星日面通過出張することを話したら、こころよく了承してくれたので、今回はとても気分的に行きやすかったですね。

京都駅から徒歩で行ける梅小路公園で撮影&観望をしましたが、トイレや飲料自販機があったり清潔面も良く、とても良い場所でした。今回の機材構成は、写真を添付しましたが左側の鏡筒は、動画撮影用で「ミニボーグ60ED+デジカメアイピースWA-18mm+ビデオカメラ(iVIS HF R21)」右側の鏡筒は、静止画撮影用で「ミニボーグ50FL+35ミリマルチフラットナー+オリンパスE-PL1」です。
両方とも、バーダープラネタリウム社の「AstroSolar セーフティーフィルター」を取り付けての撮影です。また、「ポラリエ+ポラリエ雲台ベース」により自動追尾しました。

やはり、機材が目立つこともあって、近くを通る人たちに「見えるんですか?」と何人も聞かれました。カメラ(E-PL1)越しでしたが、沢山の方々に見てもらいました。近くにいた家族連れの方には、撮影の合間に50FLの接眼部を眼視パーツに変えて、アイピースで直接覗いてもらいましたが、とても感動されてました。(自分も、これはシャープだなぁ・・・と思いましたから)この後も、この家族の方といろいろな会話をしたりして、ご主人とは名刺交換までしてしまいました。

やはり、こういった珍しい現象は一人でなく、何人もの人と一緒に見て感動を共感しあえることで、楽しさ・嬉しさが倍増するものだなぁ・・・と改めて感じました。今回これが実現できたのも、ミニボーグならではの技ですね。

ところで、画像ですが、機材は「ミニボーグ50FL+35ミリマルチフラットナー+オリンパスE-PL1」の方です。感度ISO400、露出時間1/1000秒、です。第三接触直前の画像です。このときのドキドキ感が今でも思い出します。

中川さん、何処に行かれたのでしょうか?ブログを楽しみにしております。

P.S.
↓ブログに「金星日面通過」のカテゴリを作ってしまいました。
http://wide-angle.cocolog-tcom.com/blog/cat23224575/index.html

<中川コメント>
今回いただいた多数の投稿画像で一番目を引いたのが、冒頭の宮本さんの機材の画像です。これは良い画像です。BORGに対する愛情が満ち溢れています。というわけで宮本さんは京都に行かれたのですね。どうも大阪よりもさらに天気が良さそうだった様子で正解でしたね。宮本さんは本当にうまくBORGライフをエンジョイされていて、感心するばかりです。ポラリエもこういう使い方があったんですね。

IMGP1398.JPG  BORG45DEII + 1.4X DG +NEX-5N ※鏡筒を黒に改造DSC07172.JPG  

DSC07193.JPG

金星の日面通過 2枚共通データ:BORG45EDII + 1.4X DG +NEX-5N 宮崎信男様  撮影地:伊豆 

<撮影者のコメント>
中川さん、朝から雨でしたが、西日本からの映像が素晴らしかったので、急遽遠征することにしました。雲量予報を参考に、伊豆半島の一部では晴れの領域に入ると判断し、今井浜海岸に目的地を決定、45EDIIとNEX-5Nをカメラバックに詰め込んで、新幹線に飛び乗りました。熱海から伊豆急行で南下するに従い、晴れ間が広がり、今井浜駅では青空に出会うことができました。12時過ぎから第4接触まで、途中雲の襲来はあるものの、じっくり撮影が可能で、こちらまで「こんがり」焼けてしまいました。

<中川コメント>
さすがは読みの深い宮崎さん、近場でよいところを見つけましたね。海を背景にしたBORGは新鮮な感じがします。それに黒鏡筒も精悍でカッコイイですね。 

IMGP1604_.jpg

 撮影機材:左→BORG77EDII+K20D 右→BORG125SD+K5

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 金星の日面通過 BORG125SD+ND-5(φ94簡易対物絞り付)+K-5 撮影:岡村知明様 撮影地:広島県

IMGP0964_.jpg

金星の日面通過 BORG125SD+ND-5(φ94簡易対物絞り付)+K-5 撮影:岡村知明様 撮影地:広島県

<撮影者のコメント>
中川さん、今年の天体ショーの二つ目が無事終わりましたね。広島は、金環日食日の天気が曇り空だっただけに、今回の金星通過はなんとか天気に!との祈りが通じ、朝から快晴でした。それでも、後半は雲が出初めて、第三接触は雲に隠れて見えず・・・(>_<) でも、おおかた7時間に及び天体ショーを存分に楽しむことができました。準備したのは、次の二つ。
①125SD+ND-5(φ94簡易対物絞り付)+K-5
②77EDⅡ+ND-5+K20D
結果は?というと、①は問題なかったのですが、②はピント合わせで失敗しました。ということで、①の成果だけ送ります。
一枚目は、7:28:40撮影で、第二接触(7:28:37)直後 ブラック・ドロップに見えないこともないですが、微妙ですね。二枚目は、11:01:15撮影です。三枚目は、撮影風景です。
やはり、125SDは良く写りますわ。(日頃の野鳥用の雲台しか持っていないのでそれをそのまま使用しましたが、天頂の撮影は困難を極めました。天体を見るなら、それなりの道具が必要だなと感じましたわ。) 

<中川コメント>
広島県は快晴だったようです。それにしてもBORG125SDは良く写りますね。口径の差を感じる余裕の写りですね。私も出来れば125SDで写したかったと感じる圧倒的な解像力です。海とBORGも良く似合いますね。

1.jpg
金星の日面通過の組写真 BORG125SD+ND-5(φ94簡易対物絞り付)+K-5 撮影:岡村知明様 撮影地:広島県

<撮影者のコメント>
中川さん、追加です。こんなお遊びを。最後の三枚の回転が進んでいるみたいですね。多分、天頂過ぎたあたりから、三脚のポジションが辛くなり、カメラ位置を大幅に調整したので、そのせいでしょう。

<中川コメント>
天体の長時間の撮影は、やはり赤道儀が必要ということがいえると思います。それにしてもわかりやすくまとめていただきました。 


撮影機材.JPG

BORG77EDII、BORG45EDII+ビクセンSXD赤道儀 撮影:大家様

金星太陽面通過(縮小).jpg 撮影機材:
太陽金属メッキガラスフィルター+Borg77EDⅡ+テレコン×1.4 DG【7214】+ E-M5 架台:ビクセンSXD赤道儀 撮影データ:ISO:400、 SS:1/125~1/200、 2秒セルフ撮影  撮影:大家様 撮影地:高松市

<撮影者のコメント>
はじめて投稿させていただきます。香川県高松市在住の 大家 と申します。夫婦でBorgを持ち歩いて鳥撮りを楽しんでいます。常用は71FL+フラットナー【7108】+E-M5で止まりモノ。45EDⅡ+レデューサー【7870】+K-5で手持ち。奥様は60ED+EOS7Dで野鳥や山野草。77EDⅡでISSを追っかけたりもします。天体望遠鏡のファインダーにはミニボーグ50を微動ガイドマウントに載せて使っています。
今回の金星太陽面通過には77EDⅡにテレコン×1.4で挑みましたが、71FLの方が良かったかも?

さて、 5/21 の金環食、6/4の部分月食と、天候にはヤキモキしましたが、金星太陽面通過は好天に恵まれ、開始から終了まで15分単位で数種の露出で全工程の撮影が出来ました。 12 :30分撮影時には赤道儀が振り切りストップしてしまい、ホームポジションからの再導入というアクシデントで5分くらいのズレが出ましたが、最後まで撮り切る事が出来ました。

この画像は7:30分~13:30分までの30分単位の画像を、黒点に合わせてコンポジット(比較暗)したものです。黒点がイッパイあったので位置合わせには助かりました。

<中川コメント>
ご自宅のドームでしょうか?BORGが入っているとはうれしい限りです。天体に野鳥に大活躍ですね。日面通過の画像のまとめ方も手慣れており見事です。やはりしっかりとした赤道儀があると撮影は楽になります。

<中川総合コメント>
今日も多くの投稿がありましたが、とりあえず今回は4点の作品をご紹介いたします。いずれも立派な作品です。それぞれ機材の工夫が見られてとても参考になります。地元で見られた方、晴れ間を求めて移動された方(伊豆、愛知、京都、大阪、岡山、新潟等へ遠征された方から投稿が届いています)それぞれにドラマがあったようです。 共通しているのは、「BORGだから撮影する気になった」、「BORGだから遠征する気になった」、という点です。今回も「天文ショーに強いBORG」を印象付けた感じです。

P.S.というわけで、今日も一段落です。思えば、2011年12月の皆既月食から半年間ずっと右肩あがりだったので、たまには休ませてください。という感じで少し一息ついています。ただ、投稿画像を大量にいただいているので、明日も続編をご紹介をする予定です。

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