BORG WORLD 画像作例集

金環日食の撮影に関する連載記事の目次はこちら。

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金星 BORG50FL+7215+オリンパスE-M5ボデー 撮影:中川昇 2012/05/14 トリミング ISO400 
<コメント>夕方の西の空にまぶしく輝く金星を50FLに1.4倍テレコンバーターを装着して撮影してみました。美しい三日月状の姿が簡単に撮影できました。この金星を一般の人にBORGで見せると「わあ、月みたい!」という反応がかえってきます。この金星が6月6日に太陽と重なり、金星の日面通過を起こすのです。
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太陽黒点 BORG50FL+7215+オリンパスE-PL1ボデー 2012/05/14 撮影:中川昇 ISO100
<コメント>E-PL1はコンスタントに黒点を写すのに最適なデジカメです。
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太陽黒点 BORG50FL+7215+オリンパスE-M5ボデー 2012/05/14 撮影:中川昇 ISO200 ドラマチックトーン 
<コメント>E-M5のドラマチックトーンを使用してみたところ、非常に面白い描写になりました。金環日食にも使えそうです。
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太陽黒点 BORG50FL+7215+オリンパスE-M5ボデー 2012/05/14 撮影:中川昇 ISO200 ジェントルセピア 
<コメント>E-M5のジェントルセピアも試してみました。結果は黒点の内部が意外に良く写りました。アートフィルターは楽しいうえに、太陽撮影にも意外と使えることが分かりました。
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伊達淳一様の金環日食撮影機材のご紹介:BORG71FL+忍者レフ+TOAST+ジツオ三脚

<伊達淳一様のコメント>
風が強いと厳しいですが、太陽光の遮光にはよしみカメラの忍者レフがお手軽です。71FLまでならなんとか入ります。77EDIIはちょっと厳しいかな。鏡筒の細い部分なら大丈夫ですけど。丸レフなので折りたためば1/3サイズになります。また、太陽の視野への導入は望遠鏡の影が最小になるよう角度調整すればいいことを説明したほうがいいと思います。ドローチューブやヘリコイドのネジも締めないと、せっかくピント合わせしてもピンズレを起こすことも野鳥撮影メインの人にはちゃんと教えておかないと・・・。 

<中川コメント>
デジカメウオッチの記事などでおなじみの伊達淳一先生から、金環日食用の撮影アイテムのご紹介をいただきました。これは便利そうですね。相当楽に撮影が楽しめそうです。伊達さんも書かれている通り、太陽の導入は望遠鏡やカメラの陰が最小になるようにするのがコツです。これでずいぶん違います。すでにこちらでも説明済みですが、念のためお知らせいたします。また、ドローチューブやヘリコイドのネジも締めないとせっかくあわせたピントがずれることがあります。常に上を向けているので、ピント位置が知らずにずれることがあるのです。後の祭りにならないように十分ご注意ください。

P.S.昨日の千葉テレビで、金環日食の認知度調査をやっていましたが、金環日食売出し中の鎌ヶ谷市ですら市民はほとんどしらないというのが実情でした。ということは、直前でテレビや新聞で騒げば、まだまだ盛り上がるということだと思います。また、21日のお天気を予想するサイトでは、15日現在の予報では晴れベースのところが多いようです。そのせいか、金環日食関連のパーツが凄まじい勢いで売れています。サイトのアクセスも今年最高を記録。品切れ寸前の商品も続出しています。明日16日(水)17:00が金環日食に間に合うご注文のリミットタイムですので、ぜひ今日中のご決断をお願いします。

P.S.2 今日の作例画像は、全て1.4倍テレコンバーターDG【7215】を併用したものです。撮影に慣れてくると欲が出てきて、やはり出来れば大きく写したいというのが本音になってきます。条件がよければ、やはり拡大した方が写りは良いです。また、トリミングが効かない動画用としても有効です。そうなると、太陽用のフィルターも薄いフィルターが欲しくなってきて露出倍数2万倍のD4.3がかなり動いてきました。今日82mmも入荷しましたので、即納です。ただ、10万倍に比べるとかなりまぶしいので、くれぐれも慣れない方は10万倍の方をお選びください。逆に腕に自信のある方、チャレンジャーの方はD4.3はおススメです。6月6日の金星の日面通過も思いっきり拡大が出来ます。ただ、くれぐれも光学ファインダーでの使用はおやめください。

P.S.3 今日も金環日食関連の問い合わせが多く、通常業務がなかなか捗りません。FAQを書くと以下のようになります。

●太陽撮影用のフィルターは10万倍という濃いフィルターでないとダメなのか?→答えはYESです。これより薄いと相当まぶしいです。撮影だけとはいえ、眼を傷める危険性があります。光学ファインダーの使用では特にリスクが高くなります。慣れない方は、無条件で10万倍のフィルターをお選びください。
●太陽用のフィルターを対物レンズの後方におきたい→絶対ダメです。フィルターが割れて、カメラが壊れたり、失明したりするリスクが大変高くなります。フィルターは必ず対物レンズの前方に置いてください。
●露出モードは?→マニュアルかシャッタースピード優先モードにしますが、露出計は全く当てになりません。必ず段階露出をしましょう。AEB機能は非常に役に立ちます。
●その他:予備バッテリーと予備カードは必ずご用意を!長丁場なので、つい撮りすぎてしまい、気が付いたらバッテリーもカードもカラカラということになりかねません。あと6日です!
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