求愛給餌　50FL＋7057＋E-M５ボデー　手持ち　ISO800　1/1000秒　ノートリミング　撮影：中川昇　2012/04/08　給餌はとにかく素早い。この後、給餌の瞬間は撮るには撮れたが、被写体ブレが激しくかなりぶれてしまった。ISOをもっと上げるべきだった。 

 交尾　 71FL＋7075＋7870＋ニコンD４ボデー　手持ち　ISO3200　1/1250秒　トリミング　撮影：中川昇　2012/04/08　これは後日時間があればノートリミングの画像を掲載するので比較して欲しい。肉眼では判別不可能なほど暗くて遠い場所での行為を、ニコンD４の威力で見事に浮かびあがらせることが出来た。

 トビモノ 71FL＋7075＋7870＋ニコンD４ボデー　手持ち　ISO2000　1/5000秒　トリミング　撮影：中川昇　2012/04/08　ニコンD4の威力で高解像度トビモノ画像も楽々GET。71FL＋7870＋D4の組み合わせは最強。

カワセミ　50FL＋7057＋E-M５ボデー　手持ち　ISO800　1/1250秒　トリミング　撮影：中川昇　2012/04/08　かなり微細構造は写り込んではいるが、今回の条件ならもっともっと良く写るはず。全てJPEGなので、RAWなら違うかも？個人的には、E-PL１やE-３やX-pro1の描写の方が好み。E-M5の描写はこってり系で気のせいか、α55と似た感じがする。 

今回の撮影機材：（上）BORG71FL＋7075＋7870＋ニコンD４　（下）BORG50FL＋7057＋オリンパスE-M5　この2台体制なら、それほど持ち運びに苦労する感じではありません。

＜中川コメント＞
先週末は、桜も満開で天気も良く夢のような２日間でした。収穫もたくさんありすぎて、今日はそのごく一部をダイジェストで掲載します。詳細は時間があればさらに多くの作例の中で解説したいと思います。カワセミはいよいよ恋の季節を迎え、求愛給餌と交尾を繰り返してくれました。ギャラリーも非常に多く、「日本は平和だなあ」と実感しました。カメラマンも大盛り上がり大会で、「この趣味をやってて良かったあ」と口々におっしゃっていました。この辺の話も後日時間があれば・・・。
オリンパスE-M5ですが、カワセミを初めて撮影しましたが、良く写ります。ただ、数々のカメラを使用してきた経験からいうと、E-PL１やX-pro1の描写の方が個人的には好みだなあとも思いました。ただ、１回の撮影で判断するのは早計なので、こちらもじっくりとテストしたいと思います。好みの問題は、それ自体基準が曖昧なので、基本的な性能には問題ないと思います。それと「E-M５で太陽を撮影すると、謎のゴーストが出る」という件ですが、再度テストしたところ症状は再現しませんでした。カメラ以外の問題かと思われます。お騒がせをしまして申し訳ありませんでした。
一方ニコンD4の方は、フラッグシップモデルの威力発揮という感じで、かなり満足のいく画像が得られました。こちらも多くの画像が得られましたので、追々掲載と解説をしていく予定です。というわけで、トビモノ用１台、トマリモノ用１台の計２台を持参すると、デジボーグでほとんどの場面に対応できることが分かりました。もうデジボーグに死角はありません！

P.S.今日はBORGスタッフが体調不良だったり、スタッフのご家族が病気だったりで３人同時休みというまさかの状態の中で更新しています。世の中いろいろありますが、そんな状況でも容赦なくご注文は入ります。容赦なくといってはバチが当たりますが、「６月末納期でも気長に待つよ」というお客様が大変多く、ありがたい限りです。金環日食特需だけでなく、野鳥写真需要も手堅いということが良く分かります。金環日食が終わったら納期も早まるだろうという読みは、今回は当てはまらないと思います。

P.S.２　この週末のMFの川の賑わいは凄かったです。花見のお客さんはもちろんですが、 カワセミ目当ての新規のカメラマンが大挙して訪れており、この業界の裾野は確実に広がっているなあと感じました。こういう雰囲気は天体には全く無いことです。特に驚いたのは、20代前半と思われる男女５～６名が、おしゃれな服装とおしゃれな機材でカワセミを追っていたことで、結構真剣な姿勢に感服しました。また、BORGを検討中という望遠ズームユーザーの方から、「もしかして中川さんですか？」「ブログいつも見てます」と声をかけられ、こちらが驚きました。71FLをおススメしましたが、こういった望遠レンズからBORGへの乗り換えの相談はかなり多いです。今日の作例のように、トマリモノもトビモノもBORGで対応可能ですので、そういう意味では、悩む要素は以前よりも減っていると思います。