BORG WORLD 画像作例集

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馬頭星雲~オリオン星雲 BORG45EDIIマルチレデューサー0.7×DGT【7870】+ニコンD50(改) 撮影:沼尻裕様

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馬頭星雲~オリオン星雲 BORG45EDIIマルチレデューサー0.7×DGT【7870】+ニコンD7000(無改造) 撮影:沼尻裕様

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北アメリカ星雲 BORG45EDIIマルチレデューサー0.7×DGT【7870】+ニコンD50(改) 撮影:沼尻裕様

m52_d50_45ed2.jpg散開星団M52としゃぼん玉星雲、クワガタ星雲 BORG45EDIIマルチレデューサー0.7×DGT【7870】+ニコンD50(改) 撮影:沼尻裕様

<撮影者のコメント>
八王子天文同好会の沼尻です。お世話になっております。先日、富士山須走口五合目に出かけ、天体写真を撮影して来ました。2本の鏡筒で同時に撮影していた関係で、一部ガイドが甘いコマがあり、元サイズの画像では粗が目立つものもありましたが、縮小すれば概ね題ないレベルです。ミニボーグ45EDIIとマルチレデューサー0.7×DGTの作例として、ご紹介しておきます。LPS-V4フィルターを使って撮りたい対象と、使いたくない対象があったため、ピントを変えずに撮れるよう、LPS-P2とLPS-V4の使い分けで撮りました。そのため、今回はノーフィルターでの作例ではありません。

sh2-115_d50_45ed2-228_lps-v4s.jpgはくちょう座の散光星雲 Sh2-112, Sh2-115 BORG45EDIIマルチレデューサー0.7×DGT【7870】+ニコンD50(改) 撮影:沼尻裕様

<撮影者のコメント>
はくちょう座のデネブ北西側に広がる散光星雲です。レデューサーの前面に48mm径のLPS-V4フィルターを装着して撮影しました。不安定な天候の中、晴れ間を狙っての撮影のため、総露出時間は10分しかかけられませんでしたが、予想以上に淡い星雲が広がる様子が写りました。右端下寄りにデネブが入っていますが、デネブによるゴーストは見られず、全面に渡ってシャープな星像です。この機材の組み合わせは、特別F値が明るいわけではありませんが、淡い星雲を撮る目的にも適していると言えそうです。

<中川コメント>
掲載が遅くなりましてすいませんでした。45EDII+7870の作例をいっぺんにご紹介します。7870のレデューサーは45EDIIとも相性がよく、お手軽に美しい天体写真が撮れるのでおススメです。Fが5.1と明るくなるので露出時間が短くなり、追尾エラーの確率も低くなります。周辺像もご覧の通り、見事な点像になるので気持ちの良い画像を得ることができます。この年末は45EDII+7870という超お手軽セットで夢の星雲・星団の写真を狙ってみてはいかがでしょうか?

P.S.45EDII+7870の組み合わせといえば、先日ご紹介したテレスコ工作工房さんが面白い試みをされています。この試みは非常に良いところを突いていると思います。今一番多くの方が関心を寄せているところでしょう。その証拠に、先日、本ブログで紹介したときは、凄いアクセス数だったそうです。TOASTさんといいテレスコ工作工房さんといい、先見の明のあるところとお付き合いできるのは嬉しいことです。この流れが本格化すれば一般写真の業界から天体写真業界に新しい血がどんどん注がれ、新しいアイデアや撮影方法がどんどん提案されることでしょう。既存のユーザーも大きな刺激を受けると思います。ワクワクドキドキの面白い時代になってきました。

P.S.2 昨日ご紹介したラヴジョイ彗星ですが、今朝も成長しているようです。これは大彗星間違いなしの様相です。やはり流れというものはあるのですね。今後の彗星の成長と南半球の晴天を祈念しましょう。 

P.S.3 最近急に天体ネタが増えたので、オールド天体ファンからは素直に嬉しいという声をいただいています。私も嬉しいです。やはり天気は重要です。ここ20年ほど新月の週末ごとに天気が悪いという循環が続きましたが、来年はこの悪循環が解消するのかも重要です。皆既月食の時の晴れを満月の晴れとみるか皆既だから新月の晴れとみるか、どちらに解釈するのか?という議論も個人的には好みです。今日もボーグは売れています。昨日のブログの効果か、レデューサー(7885、7870)も凄い勢いで棚から消えていきます。この調子だと補正レンズも売るものが無くなるかもしれません。まあ、とにかく業界を活性化するには、新規参入者を増やすしかありません。新規参入者があなたのブログを訪問したときに、「これは面白そうだ、自分もやってみたい」と思うのか、それとも「これはとても自分では無理だ、やめておこう」と思ってしまうのか、趣味ですからどちらでもよいのですが、やはり同好の士は多いほうが楽しいではありませんか。せっかく天文に来た流れを皆で協力しあって大きな流れにしようではありませんか。

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