BORG WORLD 画像作例集

本日1回目の更新です。

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2011年6月16日の皆既月食 71FLマルチフラットナー1.08×DG【7108】 武田康男様 撮影地:沖縄

<撮影者のコメント>
6/16の皆既月食4分前の月をミニボーグ71FLで撮りましたのでお送りします。1.4倍テレコンにマルチフラットナー1.08×DGを付けて撮りました。1.5倍程度トリミングした縮小画像で,ISO1600で1/2秒露出です。日食とともにミニボーグが活躍しました。撮影場所は沖縄で,飛行機は機内手荷物でOKでした。

<中川コメント>
南極観測隊の隊員でもある武田康男さんによる6月の皆既月食の様子です。日本では晴れたところがほとんどなく、私も月食自体10年以上見ていません。71FL+フラットナーで微妙な色彩を見事に捉えています。このような遠征撮影には、軽くてばらせて高性能な71FLや50FLが大活躍してくれます。

P.S.大好評のマルチフラットナー1.08×DGT【7108】ですが、耳寄りな情報です。フルサイズのカメラと組み合わせたときに、最周辺の像をベストに持っていくには、目盛をどう補正すればよいか?の補正値をご案内いたします。71FL+【7108】の場合は、400の目盛から1mm分引っ込めた位置で撮影すると、最周辺がベストになります(ただし中間像がやや悪化します)。60ED+【7108】の場合は、350の目盛から1mm分引っ込めた位置で撮影すると、あまり中間像を犠牲にせずに最周辺を改善することが出来ます。77EDII+【7108】の場合は、500の目盛から0.5mm分引っ込めると最周辺像が改善します。他の機種もフルサイズの最周辺重視の場合は、0.5~1mm程度、引っ込めるのがお勧めで、APS-Cの場合は、逆に本来の目盛から0.5~1.5mm程度伸ばすとAPS-Cの最周辺像が改善します。ただし、そのままの位置でフルサイズで撮影すると、最周辺像は悪化します。

P.S.2 いちいち目盛をずらすなんて面倒だなあ、と思われる方もいらっしゃると思いますが、これは天体撮影の時に問題になるレベルで、野鳥や風景では通常問題になりません。ただ、天体屋さんからすれば、この調整が出来るということは実に画期的なことで、追い込む余地があるということが、どれだけありがたいことかは身にしみると思います。好みやカメラに応じて星像がある程度コントロールできるのですから。というわけで、今日のB品セールは→終了しました。ご利用ありがとうございました。

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