BORG WORLD 画像作例集
2010年12月22日 15:04 71FL,EOS7D,月面,月食

kaiki20101221a.jpgメキシコの皆既月食 50DII+キャノン7D  WB はオート、ノイズ低減は OFF すべてのカットは三脚固定で追尾はしていません。 Photoshop で 7 枚を 1 枚に合成した後、アンシャープマスクを 50% かけています。

<撮影者のコメント>初めてメールいたします、メキシコ在住の Arq-M と申します。地球の裏側に住んでいる関係で昨日の月食は深夜天頂付近で始まるという最高の条件でした。 この時期メキシコ北部の天候は安定しており雲量ゼロ、無風、気温 15 度という夢のような撮影環境でした。 36 分間隔で撮影した 7 枚の写真を Photoshop で 1 枚に合成しましたnのでお送りいたします 。

皆既月食中の BORG で見る月は美しい赤銅色に光り輝き、球形の立体感を強く感じました。 レンズの解像度の良さがこの不思議な感覚をもたらしたのかもしれません。 37 万キロ先の宇宙空間に存在する地球の巨大な影とそれを猛スピードで突っ切っていく月を実感したとてもエキサイティングであっという間の3 時間半でした。  

私は BORG、特に50EDII の大ファンで、ズームレンズの全玉を抜いたユニットの先端に自作鏡筒経由で 50EDII をセットし直焦点 AF システムとして普段は鳥の撮影を行っています。

日食用に限定販売された 50EDII ですが、ご覧のように月食にもばっちり使えます。このほかにも口径 60mm や 70mm や 80mm の他社製の対物レンズなども所有していますが、口径のギャップをものともせず、すべての手持ちレンズの中でこの 50EDII が最高の解像度を示します。

F10 と暗いレンズですが、最近のデジカメの高感度耐ノイズ性能とコントラスト AF スピードの向上により、止まり物の鳥撮には問題なく使えます。(さすがに飛び物はつらいものがありますが、 50EDII にレデューサーを入れて F 値を明るくしα 55 での位相差 AF で飛び物にも使っていらっしゃる方もいます) このすばらしいレンズの再販を是非お願いいたします。再販されれば多くの鳥撮ファンや天文ファンが購入することでしょう。もちろん私もまた買い足して、この 50EDII で双眼望遠鏡を作る夢をかなえたいと思っています。

img_411703_27664465_0.jpg皆既月食1 撮影地:北海道深川市納内 望遠鏡:ミニボーグ71FL 補正レンズ:1.4倍テレコンバータDG カメラ:Panasonic LUMIX DMC-GH1(RAW,WBオート)架台:ケンコースカイメモR+NEW KDS経緯台 画像処理:PhotoshopCS5(レベル補正、スマートシャープ等)img_411703_27664465_1.jpg

皆既月食2 71FL+7214+GH1 

img_411703_27664465_2.jpg皆既月食3 71FL+7214+GH1 

<撮影者のコメント>花崎洋平と申します。ご無沙汰しております。昨日は札幌の天気予報が芳しくなかったので、道東方面へ遠征しましたが、途中雪道でスリップしてしまい、車が使えなくなってしまったのでやむなくスカイメモと71FL+1.4倍テレコン+GH1をかばんに押し込んでJRで移動して撮影を行いました。71FLがコンパクトで本当に助かりました。天候は皆既前半は曇ってしまいましたが、後半はまずまず撮影できました。写真をお送りいたしますのでご覧ください。 

P.S.世界中に散らばる?ボーグユーザーのお陰で、今回の皆既月食の様子が良く分かり、大変ありがたいことです。お二人の投稿に感謝致します。ミニボーグは色々と使えて、実に重宝する望遠鏡であることが良く分かります。

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