BORG WORLD 画像作例集
2010年6月28日 20:58 E-PL1,カワセミ
P6271333s.jpg 高解像度カワセミ若 BORG125SD(直焦点)+E-PL1 半手持ち トリミング 撮影:中川昇 2010/06/27

P.S.初めてBORG125SDとE-PL1の組み合わせで、カワセミを撮影してみました。結果は撮影距離が近いこともあって、ご覧の 通りの描写でした。ボーグによるドアップ画像はそのインパクトの強さから、何かと物議を醸し出しますが、半手持ちでこれだけ 写るのも事実です。ただ、これだけの画像を得る前提条件はもちろんいろいろあって、近距離であること(今回は5m以内)、手 振れを起こさない工夫(今回はボディ内手振れ補正使用)、非常に正確なピント合わせ(今回はVF-2併用)、被写体ブレを起こ さないシャッタースピード(今回は1/500秒、ISO800)、デジボーグの性能を引き出すカメラ(今回はE-PL1使用)、など などが積み重なって出来上がります。私も機材の使用に慣れてしまったので、誰でも撮れるような表現を使うことがありますが、 今後はその前提条件にも出来る限り触れたいと考えています。ただ、ボーグはその「潜在能力」がある、ということは事実です。

P.S.2 ボーグユーザーが増えるにつれ、本来の天体望遠鏡としての性質(メリットだけでなくデメリットも含 む)を良く理解されていないお客様も増えています。これは、お客様が悪いわけではなく、基本的には弊社がきちんと説明(特に デメリットの部分)をしていない点に問題があると認識しています。これからの時代、良い面も悪い面もきちんと説明をしていく ことがメーカーとしてのあるべき姿と考えますので、今後、その点を留意していく所存です。今日は、45EDIIの直焦点の周辺 像の悪さについてのご指摘をメール(画像付)でいただきました。中川が絶賛している45EDIIですが、その絶賛すべき点は中 心像のシャープさと補正レンズ併用後の周辺像の良さです。同時に直焦点時の周辺像が良くないことも、きちんと説明すべきでは ないか、というご指摘です。天体望遠鏡は、基本的には、中心像を最大にシャープにするため、周辺像を犠牲にしています。特に 300mm前後の短焦点(望遠鏡としては短焦点の部類)レンズは、直焦点では相当周辺像が悪化します。それを補正するために補正 レンズが存在します。また、レデューサーはレデューサーとカメラのセンサーの距離が非常に重要で、少しでも狂うと性能が出ま せん。これは天体の世界では常識ですが、天体外の世界では常識ではありません。そういう点もリニューアル後のHPでは触れて いきたいと思います。

P.S.3 HPリニューアルですが、早ければ明日の夜、オープン出来るかもしれません。心 配なのは、明日のパラグアイ戦です。あまり遅いとTV観戦に影響が出ますので、あさって以降に延期になるかもしれません。心 の準備だけはお願い致します。また勝てばセールも行うかもしれません。それにしても、デジボーグの問い合わせが非常に多いで す。私の画像のインパクトがあまりにも大きいせいで、飛びついて買ってしまうケースも多いようです。売れるのは大変有難いの ですが、やはりお客様に満足していただかないと長く続きませんので、今回のHPリニューアルを機会に、ボーグの正しい理解を していただくという視点も忘れずにバランスが取れた情報発信をしていきたいと考えています。長い道のりになりますが、超えな くてはいけない壁ですので、とにかく頑張ります。
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